文献

J-GLOBAL ID：201002288626409691   整理番号：10A0248393

シチメンチョウ筋原性サテライト細胞の増殖,分化,及び線維芽細胞の成長因子2の反応性に及ぼすグリピカン-1共有結合鎖の影響

Effect of glypican-1 covalently attached chains on turkey myogenic satellite cell proliferation, differentiation, and fibroblast growth factor 2 responsiveness

著者 (4件)： SONG Y. (Ohio State Univ., Wooster) ,  NESTOR K. E. (Ohio State Univ., Wooster) ,  MCFARLAND D. C. (South Dakota State Univ., Brookings) ,  VELLEMAN S. G. (Ohio State Univ., Wooster)
資料名： Poultry Science  (Poultry Science)
巻： 89  号： 1  ページ： 123-134  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： B0579A  ISSN： 0032-5791  CODEN： POSCA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヘパラン硫酸プロテオグリカンの一つであるグリピカン-1(G1)は,コア蛋白質と共有結合グリコサミノグリカン(GAG)鎖とN結合糖(N-糖化)鎖から構成される。細胞活性とFGF2反応性に及ぼすG1 GAG鎖の役割とN-糖化鎖およびGAG鎖の相互作用を調べることとした。野生型シチメンチョウG1cDNAとGAG鎖の無い変異体(G1-S0)をクローンした。これらからGAG鎖の有無に関わらないG1N-糖化鎖とN-糖鎖の無い変異体(N1,N2,N3)を作成した。その上で,シチメンチョウ筋原性サテライト細胞にこれらをトランスフェクトし,細胞増殖や分化,FGF2の反応性を調べた。検討の結果,トランスフェクトした全てのG1はサテライト細胞で過剰発現していた。GAG鎖のあるG1では,細胞増殖に影響は無かったが,GAG鎖の無いG1では細胞増殖レベルが高くなった。また,GAGのあるG1でFGF2により細胞増殖がN2,N3で増加したが,分化に対する影響はN3でのみ高くなった。GAG鎖の無いG1では細胞分化およびFGF2による細胞増殖が高まった。これにより,G1のGAG鎖とN-糖化鎖は,FGF2を通じてシチメンチョウ筋原性サテライト細胞の増殖や分化に必要であることが示された。

シソーラス用語： *シチメンチョウ ,  *筋芽細胞 ,  *プロテオグリカン ,  膜タンパク質 ,  *糖鎖 ,  グリコサミノグリカン ,  *細胞増殖 ,  *細胞分化 ,  bFGF ,  トランスフェクション ,  突然変異体 ,  PCR法 ,  遺伝子発現 ,  免疫組織化学 ,  免疫染色 ,  ウェスタンブロット法 ,  欠失突然変異 ,  相互作用 ,  クローン ,  遺伝子クローニング ,  培養細胞 ,  細胞培養 ,  芳香族アミン ,  芳香族ニトロ化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  第一アミン ,  リアルタイムPCR法
準シソーラス用語： N結合型糖鎖 ,  *グリピカン1 ,  *サテライト細胞

分類 (3件)： 家禽一般  (FD03010U) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB06020T)

物質索引 (1件)： CDNA

タイトルに関連する用語 (9件)： シチメンチョウ ,  サテライト細胞 ,  増殖 ,  分化 ,  線維芽細胞 ,  成長因子 ,  反応性 ,  グリピカン ,  共有結合