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J-GLOBAL ID:201002288695824935   整理番号:10A0626277

ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ及びαアゴニストはAMP活性化蛋白質キナーゼの活性化を介して心臓でのグルコース取り込みを刺激する

Peroxisome proliferator-activated receptors γ and α agonists stimulate cardiac glucose uptake via activation of AMP-activated protein kinase
著者 (6件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 621-626  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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心筋エネルギー及びグルコースホメオスタシスは正常な心臓の構造及び機能にとって極めて重要である。ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPARs)はグルコース代謝に含まれる中心酵素の転写発現の制御において重要な役割を演じており心臓血管疾患における組織の損傷を有意に減少することを示してきた。アデノシン一リン酸(AMP)-活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)は細胞内エネルギーホメオスタシスを保持し多くの生理的シグナルを媒介するセンサである。AMPKがグルコース取り込みを促進するという報告があった。筆者らはPPARγとαアゴニストがAMPKを通じてグルコース代謝の制御においてある役割を演じるという仮説を立てる。この仮説をそれぞれPPARγアゴニストとαアゴニストであるトログリタゾンとGW7647で処理したラット心臓の乳頭筋を切除して用いて調べた。結果はトログリタゾンもGW7647も有意に心筋の2-デオキシグルコース取り込みを刺激することを示した。興味深いことにどちらのアゴニストもAMPKのリン酸化及びそのダウンストリームの蛋白質ターゲットアセチルCoAカルボキシラーゼを刺激した。内皮酸化窒素シンターゼ(eNOS)も両アゴニストにより活性化した。加えてAMPKアクチベータの5-アミノ-4-イミダゾール-β-D-カルボキサミドリボフラノシドはグルコースの吸収を増加し一方AMPK阻害物質C及びNOS阻害物質Nω-ニトロ-L-アルギニンはトログリタゾン及びGW7647が刺激した心筋におけるグルコース取り込みを有意に阻害した。AMPK及びeNOSリン酸化における著しい減少を伴うグルコースの取り込みの減少も生じた。PPARγもα活性化も心筋におけるグルコース取り込みの制御において役割をもちこの制御はAMPK及びeNOSシグナル伝達経路が媒介するものであると結論した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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細胞膜の受容体  ,  糖質の代謝と栄養  ,  心臓 
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