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J-GLOBAL ID：201002288738756394   整理番号：10A0243547

重なり合う物体の輪郭線抽出 -頂点組み合わせ決定と輪郭線生成の改良-

Contour Extraction of Overlapped Objects -Refinement of Pairing Vertices and Generating Contours-

著者 (5件)： 辻野純平 (名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻) ,  工藤博章 (名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻) ,  松本哲也 (名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻) ,  竹内義則 (名古屋大学情報連携統括本部情報戦略室) ,  大西昇 (名古屋大学大学院情報科学研究科メディア科学専攻)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 130  号： 3  ページ： 483-489 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 画像認識において,重なり合う物体の輪郭抽出を行う処理が必要とされる。これに対し,人間の知覚現象である主観的輪郭の生成アルゴリズムを適用し,物理的差異の小さな重なり合う物体の輪郭線を推定する手法が提案されている。これは,どの頂点問に輪郭線が生成されるかを推定し,複数の輪郭線を推定するものである。本研究では,この手法に対して,輪郭線生成で選ばれる頂点の対の決定(ペアリング)法と,輪郭線の生成を検討し,重なりの許容度を向上させる手法を検討した。そして,重なりを対象にした主観的輪郭のモデルを利用した,山村らの手法を改良し,重なりの許容度を高めることを試みた。そのために,ペアリングと内部輪郭線の生成において,緩和法と動的輪郭法を導入した。その結果,重なりの許容度を高められた。具体的には,従来法では生成が困難であった物体の端が隠れる,又は,背景の見える重なり合いにおいても内部輪郭線を生成できた。

シソーラス用語： *特徴抽出 ,  *画像認識 ,  *画像処理 ,  緩和法 ,  最適化
準シソーラス用語： 重なり ,  組合せ最適化 ,  動的輪郭法 ,  *輪郭生成 ,  *輪郭抽出

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (14件)：

• (1) K. Uchida, J. Miura, and Y. Shirai: “Tracking pedestriands in the crowd”, Technical Report of IEICE. PRMU, Vol. 99, No. 575, pp. 39-44 (2000) (in Japanese)
• 内田恭輔・三浦 純・白井良明:「雑踏における歩行者の追跡」,信学技報 PRMU,Vol. 99, No. 575, pp. 39-44 (2000)
• (2) T. Ikegami, A. Shimizu, H. Kobatake, R. Ohno, H. Sakurai, and S. Nawano: “Accuracy improvement of multi-organ segmentation based on collaboration of neighboring organ models and non-organ regions”, Technical Report of IEICE. MI, Vol. 105, No. 579, pp. 163-166 (2006) (in Japanese)
• 池上隆哉・清水昭伸・小畑秀文・大野玲奈・桜井博紀・縄野 繁:「隣接臓器モデルや非臓器領域との協調による複数臓器抽出手法の精度向上(腹部CT他,医用画像一般)」,信学技報 MI,Vol. 105, No. 579, pp. 163-166(2006)
• (3) K. Mori, E. Wtanabe, and S. Katagiri: “Contour Segmentation for overlapped Object Region”, Technical Report of IEICE. PRMU, Vol. 100, No. 360, pp. 9-16 (2001) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (4件)： 物体 ,  輪郭線 ,  頂点 ,  組み合わせ