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J-GLOBAL ID:201002288774561460   整理番号:10A0952056

Benguela湧昇系(BUS)の堆積物におけるバイオホパノイドとジオホパノイドのデカップリング

Decoupling of bio- and geohopanoids in sediments of the Benguela Upwelling System (BUS)
著者 (5件):
資料名:
巻: 41  号: 10  ページ: 1119-1129  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0862B  ISSN: 0146-6380  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ジオホパノイドはバクテリオホパンポリオール(BHP)前駆体から誘導される。しかし,海洋堆積物中での両方の化合物分類の特定の起源及び続成作用の結果に関する知識は不完全である。Benguela湧昇系(BUS)中央部から得られた堆積物コア中のBHPとジオホパノイドとの間の関係を調べた。ここには過去75kaにわたる堆積物も含まれる。BUSは(古)海洋学的に安定した環境であり,ここでの一次生産は主に湧昇強度,したがって栄養塩供給の変動により支配されている。BUSでの海洋生産は一般的に間氷期より氷期で高く,堆積物の全有機炭素レベルに反映される。この研究地点のジオホパノイドは主に抽出可能なホパン及びホパノールから成り,氷期に最大量が生じた。少量ではあるが無視できない割合のジオホパノイドが硫黄と結合した地質高分子である。これらのS結合ホパンの一部分では,17β(H),21β(H)-trishomohopane(C33)が優勢な化合物であり,結合の前のBHPの続成作用による上書きを示唆する。BHPの中では,稀な,おそらく22S配置を伴うバクテリオホパンテトロールが観測された。この構造特性はジオホパノイドには見られず,ジオホパノイドは全て22R配置を持つ。BHPとジオホパノイドの濃度の異なる挙動は,δ13Cの不一致と合わせて,バイオホパノイドとジオホパノイドのデカップリングを示す。ジオホパノイドはおそらく横方向に輸送される化石有機物を反映するのに対し,BHPは研究地点の表層水コラムに自生であり,過去の湧昇強度/栄養塩濃度と関係している可能性がある。したがって,堆積過程が完全に理解されていない環境での再構築に関してジオホパノイド及びその他のバイオマーカーを用いる際には注意を払う必要がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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有機地球化学 
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