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J-GLOBAL ID:201002288781937076   整理番号:10A1050262

脱制御されたCdc6はDNAの複製を阻害し,Cdc7媒介性のMcm2-7複合体のリン酸化を抑制する

Deregulated Cdc6 inhibits DNA replication and suppresses Cdc7-mediated phosphorylation of Mcm2-7 complex
著者 (11件):
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巻: 38  号: 16  ページ: 5409-5418  発行年: 2010年 
JST資料番号: D0242C  ISSN: 0305-1048  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Mcm2-7は起源認識複合体Cdc6およびCdt1によりDNA複製の真核生物複製開始点に動員され,複製開始点をライセンス化する。Cdc6はDNA複製過程での複製開始点のライセンス化に必須で,Mcm2-7負荷後にクロマチンから容易に不安定化することが知られている。本研究では,Cdc6がライセンス化後にクロマチンから不安定化する理由について,アフリカツメガエル抽出物を用いて検討した。複製開始点のライセンス化後のCdc6の脱制御により,DNA複製がATM/ATR依存的チェックポイント経路の関与なしに抑制された。DNA複製はCdc7とクロマチンの結合後に特異的に停止したが,この段階の後のCdk2依存的経路とCdc6の脱制御の前には複製開始点の発火や伸長の活性化は障害されなかった。Cdc6の脱制御により,Cdc7媒介性のMcm4の過剰リン酸化とその後のCdc45,Sld5およびDNAポリメラーゼαのクロマチン負荷が強く抑制され,Mcm2のリン酸化も僅かに抑制された。Cdc6自体はMcm2-4-6-7に対するCdc7のキナーゼ活性を直接阻害せず,クロマチン上でMcm2-7のリン酸化を調節した。以上より,クロマチン上のCdc6はCdc7媒介性のMcm2-7のリン酸化の調節因子として働くこと,ライセンス化後のクロマチンからのCdc6の不安定化はDNA複製の開始への適切な移行において重要であることが示唆された。
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分類 (1件):
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細胞構成体の機能 

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