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J-GLOBAL ID：201002288966551980   整理番号：10A0225685

ラジカル配位子が卑金属触媒に貴金属性を与える

Radical Ligands Confer Nobility on Base-Metal Catalysts

著者 (2件)： CHIRIK Paul J. (Cornell Univ., NY, USA) ,  WIEGHARDT Karl (Max-Planck Inst. Bioinorganic Chemistry, Muelheim an der Ruhr, DEU)
資料名： Science  (Science)
巻： 327  号： 5967  ページ： 794-795  発行年： 2010年02月12日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 貴金属を普通の金属で置換える際の障害は電子構造の違いから生じる。貴金属を模倣するためには,一電子レドックス変化を抑え二電子レドックス変化が容易にならなければならない。ガラクトースオキシダーゼでは,チロシン配位子の助けによりアルコールからアルデヒドへの二電子酸化が可能である。銅中心では一電子過程のみが起こる。触媒の最初の活性化で電子が付加されチロシンラジカルを生成した。還元された化合物のCu(I)の酸化状態はスペクトルデータを基に決めた。これはチロシルラジカルのチロシナートへの還元により起こる。支持配位子にラジカルを有する金属錯体を触媒として用いる,鉄錯体触媒の例などについて紹介した。

シソーラス用語： *ラジカル ,  *配位子効果 ,  *金属元素 ,  *貴金属 ,  *電子構造 ,  *一電子還元 ,  酸化還元反応 ,  ガラクトースオキシダーゼ ,  アルコール ,  アルデヒド ,  銅 ,  触媒 ,  活性化 ,  測定データ ,  鉄錯体
準シソーラス用語： スペクトルデータ ,  *卑金属 ,  一電子酸化 ,  *二電子還元

分類 (2件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  均一系触媒反応  (CB06090Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： ラジカル ,  配位子 ,  卑金属 ,  触媒 ,  貴金属