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J-GLOBAL ID：201002289026409716   整理番号：10A1162943

グリーン蛍光タンパク質を光活性化する新しい戦略

A New Strategy to Photoactivate Green Fluorescent Protein

著者 (5件)： GROFF Dan (Scripps Res. Inst., CA, USA) ,  WANG Feng (Scripps Res. Inst., CA, USA) ,  JOCKUSCH Steffen (Columbia Univ., NY, USA) ,  TURRO Nicholas J. (Columbia Univ., NY, USA) ,  SCHULTZ Peter G. (Scripps Res. Inst., CA, USA)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 42  ページ： 7677-7679  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光活性化可能な蛍光タンパク質は細胞機能を調べるための重要な分子プローブとなっている。蛍光タンパク質のアミノ酸を修飾することにより励起波長がシフトすることが知られており,こうした修飾蛍光タンパク質の有用性が示されているが,種々の蛍光タンパク質に共通して応用可能なアミノ酸修飾法に関する報告は少ない。本研究では,光ケージ化したO-ニトロベンジルチロシンによる変異誘発を用いて,光活性化可能なグリーン蛍光タンパク質(GFP)変異体を作製する方法を開発した。作製したGFP変異体は365 nmの光に曝露されるまで非蛍光性であったが,光に曝露されるとO-ニトロベンジル基が脱離し,蛍光が100倍近くまで増加した。このGFP変異体における消光機構はニトロベンジル基への光子誘導性の電子移動よると推定された。光活性化には他の残基の保存は必要ではなかったことから,本研究で開発した方法は種々の蛍光タンパク質に応用可能であることが示唆された。

シソーラス用語： *緑色蛍光タンパク質 ,  活性化 ,  変異誘発 ,  突然変異体 ,  蛍光測定 ,  化学修飾
準シソーラス用語： 光活性化

分類 (1件)： 生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： グリーン蛍光タンパク質 ,  光活性化 ,  戦略