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J-GLOBAL ID：201002289060109802   整理番号：10A1129666

2.45GHz帯パッシブRFIDタグの背後に金属が存在する場合のデッドスポットに関する解析

著者 (5件)： WANG Peng (日本電業工作) ,  鄭純 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  山田祥 (茨城大 大学院理工学研究科) ,  尾保手茂樹 (茨城大 工) ,  鹿子嶋憲一 (茨城大 工)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J93-B  号： 11  ページ： 1531-1540  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,2.45GHz帯パッシブRFIDタグを金属板に貼り付けて使用する場合,リーダアンテナと金属板の間で発生する多重反射による共振によりデッドスポットが発生することを確認した。一般的に,2.45GHz帯RFIDシステムにおいて利用されるリーダアンテナでは,高いアンテナ利得を得るために,サイズの大きいパッチタイプのアンテナを利用する。これがタグが貼付られる金属板との間で多重反射を引き起こし,電磁界の共振が発生する。この現象により,RFIDタグの受信電力が半波長周期で変動し,ICの最低動作電力を受信電力が下回る位置でデッドスポットが発生する。動作メカニズムに関する考察の妥当性を実験及び解析から明らかにする。最後に数式モデルを用いて簡易な計算でデッドスポットの発生場所を予測できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *標識 ,  *アンテナ ,  *電磁場解析 ,  *電波伝搬 ,  多重反射 ,  金属板 ,  UHF波 ,  数学モデル ,  *RFIDタグ ,  *電波伝搬解析

分類 (2件)： 電波伝搬一般  (ND05010Q) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (13件)：

• 上坂晃一, 高橋応明, “無線ICタグにおけるアンテナ技術,”信学論 (B), vol. J89-B, no.9, pp. 1548-1557, Sept.2006.
• http://www.hitachi.co.jp/Prod/mu-chip/jp/pdf_files/mu-chip_high-power-reader_kit_0704.pdf, Jan.2010.
• “アンテナー体型ミューチップリーダ (HE-MU380-SH07) 取扱説明書 (第5版),”日立製作所.
• P. V. Nikitin and K. V. S. Rao,“Theory and measurement of backscattering from RFID tags,” IEEE Trans. Antennas Propag. Mag., vol.48, no.6, pp. 212-218, Dec.2006.
• V. Pillai,“Impedance matching in RFID tags: to which impedance to match?,” IEEE AP-S International Symposium, pp. 3505-3508, July 2006.

タイトルに関連する用語 (4件)： パッシブRFID ,  タグ ,  スポット ,  解析