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J-GLOBAL ID:201002289139970902   整理番号:10A0666901

チオール官能化キトサン-多層カーボンナノチューブナノ複合膜電極を利用するHg(II)の矩形波ボルタンメトリック定量

Square wave voltammetric determination of Hg(II) using thiol functionalized chitosan-multiwalled carbon nanotubes nanocomposite film electrode
著者 (11件):
資料名:
巻: 169  号: 3/4  ページ: 367-373  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: D0076A  ISSN: 0026-3672  CODEN: MIACAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストリア (AUT)  言語: 英語 (EN)
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50%グルタルアルデヒド溶液20mL中に0.50%キトサン(CN)溶液を滴下し,室温で48h反応させる。反応しなかったグルタルアルデヒドを除いた後,CNのグルコサミン含有量と当量のシステアミンを加えて12h反応させる。未反応のシステアミンを除き,得られたSchiff塩基を水素化ホウ素ナトリウムで還元してより安定な2級アミンとし,チオール官能化キトサン(CS-SH)を遠心分離して得る。CS-SH膜の酸性溶液中での安定性とHg(II)吸着性を調べるために,CS-SHを2mgmL-1含有するジメチルホルムアミド5μLを石英結晶圧電素子(PQC)の電極上に塗布し,石英結晶微量天秤としての検討を行い,CS-SHの可能性を確認した。そこで,2mgmL-1のCS-SHを含むジメチルホルムアミド1mL中に多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)1mgを分散し,その2μLをガラス状炭素電極(GCE)上に塗布し,乾燥した。Hg(II)を含む1M塩酸中にこのCS-SH-MWCNTs/GCEを浸漬してHg(II)を捕集した後,還元して金属Hgにする矩形波ストリッピングボルタンメトリーを行った。10-140nMの範囲で直線性が認められ,検出限界は3nMであった。河川水試料に適用し,良好な結果を得た。
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
分析機器  ,  水中の汚染物質の電気分析  ,  水銀とその化合物 

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