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J-GLOBAL ID:201002289140014446   整理番号:10A0193618

Cuを添加したTiO2ナノ粒子へのバクテリアの応答

Bacterial responses to Cu-doped TiO2 nanoparticles
著者 (6件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 1755-1758  発行年: 2010年03月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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火炎エアロゾル反応器により合成した,Cuを添加したTiO<sub>2</sub>ナノ粒子(NPs,20nm)の,Mycobacterium smegmatisとShewanella oneidensis MR-1に対する毒性が,本研究の主要な関心事である。添加と添加しないTiO<sub>2</sub>NPs(20nm)は両方とも,培地溶液中で集積し,従って,細胞に侵入せず,細胞の構造を損傷しなかった。TiO<sub>2</sub>粒子(<100mg/L)は,見たところ,水溶液培養における2種の成長を妨げなかった。Cuを添加したTiO<sub>2</sub>NPs(20mg/L)は,M.smegmatisの成長速度を3倍も低下させたが,S.oneidensis MR-1の成長には影響を与えなかった。Cuを添加したTiO<sub>2</sub>NPsの毒性は,親NPsからのCu<sup>2+</sup>の放出により制御される。等量のCu<sup>2+</sup>と比較して,Cuを添加したTiO<sub>2</sub>NPsは,M.smegmatisに対してより強い毒性を示した(P-value<0.1)。培養におけるEDTAの付加は,Cuを添加したTiO<sub>2</sub>NPsの抗ミコバクテリア活性を著しく低下させるように見えた。S.oneidensis MR-1は,NPストレスの下で,大量の細胞外高分子物質(EPS),特に,細胞外タンパク質を生成した。従って,S.oneidensis MR-1は,Cu<sup>2+</sup>,または,Cuを添加したTiO<sub>2</sub>NPsの非常に高い濃度に耐えることができた。S.oneidensis MR-1は,また,その初期の指数的増殖期において,細胞表面にNPsを吸収し,培養培地におけるイオン性銅を,酵素学的に61μg/(liter・OD<sub>600</sub>h)の浄化速度で減少させた。金属を減少させるShewanella種が金属酸化物NPsを効率的に”浄化”することができるため,このように環境に適したバクテリアの活性は,金属酸化NPsの生態リスクを評価するための重要な考慮事項であろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物に対する影響  ,  金属及び金属化合物の毒性 
タイトルに関連する用語 (4件):
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