文献

J-GLOBAL ID：201002289170288524   整理番号：10A0459492

アキラルまたはラセミ塩基によって触媒された逐次レトロ-アルドール/アルドール反応によるエナンチオ濃縮

Enantioenrichment by Iterative Retro-Aldol/Aldol Reaction Catalyzed by an Achiral or Racemic Base

著者 (3件)： FLOCK Angelika M. (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU) ,  REUCHER Christine M. M. (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU) ,  BOLM Carsten (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 16  号： 13  ページ： 3918-3921  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アキラルおよびラセミ触媒存在下での逐次レトロ-アルドール/アルドール反応による逐次レトロ-アルドール/アルドール反応による多量のアルドール生成物(anti-1)のエナンチオ濃縮について報告した。アキラルまたはラセミ二級アミン触媒存在下でのanti-1の触媒的エナンチオ濃縮には,4-tert-ブチルシクロヘキサノンと4-ニトロベンズアルデヒドの反応を,二級アミンには,ピロリジン,ピペリジンやrac プロリンを用いた。また,エナンチオ濃縮をZrO₂ビーズを粉砕媒体とするDMSOスラリー中で行って,エナンチオマ比率(e.r.)の変化を測定した。その結果,処理時間と共にanti-1のエナンチオマ過剰率(ee)は増大して,初期のe.r.が80:20のanti-1が7日後には97:3にまで増大するものもあった。

シソーラス用語： *触媒 ,  *アルドール反応 ,  反応生成物 ,  *エナンチオマ ,  *濃縮 ,  摩擦化学反応 ,  比率 ,  大量生産 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： エナンチオマ過剰率 ,  エナンチオマ比率 ,  *塩基触媒

分類 (2件)： 反応の立体化学  (CF02130V) ,  触媒反応一般  (CB06080F)

物質索引 (6件)： (±)-プロリン ,  4-tert-ブチルシクロヘキサノン ,  4-ニトロベンズアルデヒド ,  DMSO ,  ピロリジン ,  ピペリジン

タイトルに関連する用語 (7件)： アキラル ,  塩基 ,  触媒 ,  逐次 ,  アルドール ,  アルドール反応 ,  濃縮