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J-GLOBAL ID：201002289390190738   整理番号：10A1114203

パイピング現象を引起こす土の細粒子の浸食と移送に関する数値解析

NUMERICAL ANALYSIS OF THE EROSION AND THE TRANSPORT OF FINE PARTICLES WITHIN SOILS LEADING TO THE PIPING PHENOMENON

著者 (3件)： FUJISAWA Kazunori (Okayama Univ., JPN) ,  MURAKAMI Akira (Kyoto Univ., JPN) ,  NISHIMURA Shin-ichi (Okayama Univ., JPN)
資料名： Soils and Foundations  (Soils and Foundations)
巻： 50  号： 4  ページ： 471-482  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： X0684A  ISSN： 0038-0806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fosterら(2000年)は,世界中の盛土ダムの破壊や事故の46%はパイピング現象が原因であるとしている。著者らは,土粒子が浸食を受け,土中を移送されることによって発生するパイピング現象を解明するために,新しい数値解析法を提案した。本数値解析法の特徴は,有限要素法(FEM)で間隙水圧分布を計算すること,浸食速度に着目していること,土粒子濃度の計算に有限体積法(FVM)を用いることなどである。オタワ砂とカオリン粘土を用いた内部浸食実験結果に本解析手法を適用し,実験値と解析値を比較した。その結果,浸食現象だけでなく,典型的な後方部での浸食やパイピング経路まで的確に再現できることが明らかになった。

シソーラス用語： *浸食 ,  貫孔作用 ,  *数値解析 ,  浸透 ,  *土粒子 ,  有限要素法 ,  間隙水圧 ,  有限体積法
準シソーラス用語： *パイピング【土質】

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (25件)：

• Ariathurai, R. and Arulanandan, K.(1978): Erosion rates of cohesive soils, Journal of the Hydraulic Division, ASCE, 104, HY2, 279-283.
• Briaud, J. L., Ting, F. C. K., Chen, C., Cao, Y., Han, S. W. and Kwak, K. W.(2001): Erosion function apparatus for scar rate predictions, Journal of Geotechnical and Geoenvironmental Engineering, 127(2), 105-113.
• Budhu, M.(2007): Soil Mechanics and Foundation, 2nd Edition, John Wiley&Sons, 83.
• Gruesbeck, C. and Collins, R. E.(1982): Entrainment and deposition of fine particles in porous media, Soc. Petroleum Engrg. J., 1982 (Dec.), 847-856.
• Julien, P. Y.(1998): Erosion and Sedimentation, Cambridge University Press, 15.

タイトルに関連する用語 (7件)： パイピング ,  現象 ,  土 ,  細粒子 ,  浸食 ,  移送 ,  数値解析