抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
著者らはこれまでに,強化学習に基づく最適スーパバイザ制御の一般化の検討を行っている。そこでは,評価値に重み関数を導入し,強化学習により様々なタイプのスーパバイザを設計できることを示した。本報告では,その手法を拡張し分散離散事象システム(DDES;Decentralized Discrete Event System)に対する最適スーパバイザ制御を提案する。対象とする離散事象システムを複数の独立したローカルシステムからなる分散離散事象システムとしてモデル化する。各ローカルシステムとスーパバイザは,振る舞いに対して何らかの好みや特徴を持っているとする。そして,これらを表現する選好関数を考え,それに基づいた新たな評価値を導入する。スーパバイザは分散離散事象システムに対して評価値を最大にする制御パターンの与え方を学習する。計算機実験により,最適な制御パターンが学習できることを示し,提案手法の有効性を示す。(著者抄録)