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J-GLOBAL ID：201002289397436899   整理番号：10A0921489

ミカンハダニのリサージェンス現象から土着天敵を考える

著者 (1件)： 古橋嘉一
資料名： 農林水産技術研究ジャーナル  (研究ジャーナル)
巻： 33  号： 9  ページ： 64-69  発行年： 2010年09月01日 
JST資料番号： Y0218A  ISSN： 0387-9240  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合成ピレスロイド剤をカンキツ園のチャノキイロアザミ防除に使用するとミカンハダニの異常多発現象(リサージェンス現象)が起こる。この現象は,フェンプロパトリン(合成ピレスロイド剤)がミカンハダニの土着天敵(カブリダニ類他)に殺虫活性があることが原因である。リサージェンス現象は天敵に残効性が長い剤だけでなく天敵に活性がある剤であれば発生する。リサージェンスの防止対策は圃場内の害虫と天敵の生態,農薬特性および薬剤への抵抗性を確認することが重要である。

シソーラス用語： *ミカンハダニ ,  発生生態 ,  *天敵 ,  ピレスロイド系殺虫剤 ,  生態 ,  薬物耐性 ,  農薬 ,  脂環式化合物 ,  ニトリル ,  フェノールエーテル ,  カルボン酸エステル ,  第二アルコール
準シソーラス用語： *リサージェンス ,  *土着天敵

分類 (1件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U)

物質索引 (1件)： フェンプロパトリン

引用文献 (5件)：

• 古橋嘉一. 合成ピレスロイド剤によるミカンハダニの異常多発生現象 (リサージエンス) の解明と防除対策 : 新しい農業技術. 1992
• 古橋嘉一. 中国からの導入天敵によるヤノネカイガラムシの生物的防除法に関する研究. 1994
• 日本植物防疫協会. 農薬要覧. 2009
• RIPPER, W. E. Ann. Rev. Entomol. 1956, 1, 403-438
• 静岡県内務部. いせりや介殻蟲駆除之顛末. 1912

タイトルに関連する用語 (4件)： ミカンハダニ ,  リサージェンス ,  現象 ,  土着天敵