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J-GLOBAL ID：201002289405396206   整理番号：10A0863827

シナプスのCa²⁺流入のD2ドーパミンとA2Aアデノシン受容体による競合的制御

Competitive regulation of synaptic Ca²⁺ influx by D2 dopamine and A2A adenosine receptors

著者 (2件)： HIGLEY Michael J (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  SABATINI Bernardo L (Harvard Medical School, Massachusetts, USA)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 13  号： 8  ページ： 958-966  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マウス線条体のD2ドーパミン受容体(D2R)の活性化は,皮質の線条体投射ニューロンのグルタミン酸放出を減じ,シナプス活動及び活動電位誘導性の樹状突起へのCa²⁺流入を大幅に減じた。このCa²⁺流入の修飾は蛋白質キナーゼA(PKA)依存性NMDA受容体を通じて行われ,そしてD2Rでは抑制され,2A型アデノシン受容体(A2AR)では促進された。D2Rはまた,R型Ca²⁺チャンネルによるPKA及びA2AR非依存性のCa²⁺流入を減少させた。このように,線条体においてドーパミンは複数の経路を通じて樹状突起棘のCa²⁺を制御し,PKAの競合的修飾によるNMDA受容体仲介性のCa²⁺シグナリングを管理する。

シソーラス用語： マウス ,  *線条体 ,  *D2受容体 ,  NMDA受容体 ,  流入量 ,  *樹状突起 ,  タンパク質キナーゼA ,  カルシウムチャンネル ,  細胞情報伝達 ,  *A2受容体 ,  シナプス ,  興奮性シナプス後電位 ,  リボシド ,  芳香族ニトロ化合物 ,  ラクタム ,  スルホンアミド ,  芳香族縮合化合物 ,  ポリペプチド ,  コノトキシン ,  脂環式化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  エーテル ,  脂肪族アルコール ,  カルボン酸エステル ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： *A2A受容体 ,  L型カルシウムチャンネル ,  R型カルシウムチャンネル ,  カルシウムシグナリング ,  カルシウム流入 ,  樹状突起棘

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (7件)： SNX-482 ,  CGS-21680 ,  NBQX ,  ω-コノトキシンGVIA ,  キンピロール ,  ニモジピン ,  ミベフラジル

タイトルに関連する用語 (5件)： シナプス ,  Ca2+流入 ,  ドーパミン ,  アデノシン受容体 ,  競合