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J-GLOBAL ID:201002289558727066   整理番号:10A0390529

燃料電池の技術学習 過去におけるコスト低減および今後の可能性

Technology learning for fuel cells: An assessment of past and potential cost reductions
著者 (4件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 2887-2897  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: H0246B  ISSN: 0301-4215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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燃料電池は,水素やメタンに貯えられたエネルギーを効率的に電力に変換する技術として大きな関心を呼んでいる。コスト,安全性および信頼性が燃料電池の広範囲の普及が可能になるレベルまで到達するように燃料電池をさらに開発することが’水素経済’確立の可能性にとって基本的な前提条件である。現在燃料電池の広汎の利用を妨げている主要な要因はコストが比較的高いことである。現在筆者らは80kW燃料電池システムの場合,コストは1100ユーロ(2005年)/kWと見積もっているが,比コストは燃料電池システム電力容量によって大きく変動することが分っている。筆者らは個別生産者および世界市場両者について過去の燃料電池のコスト低減を解析した。それぞれ別の生産者が製造した3種類の燃料電池技術-AFC,PAFCおよびPEMFC-について,不確実性の範囲はかなり高いが学習曲線を求めた。PEMFCの場合について世界的学習曲線も計算したが,曲線は21%の学習速度で誤差マージンが4%で特性化できた。それぞれの不確実性を考慮した場合,この世界的な学習速度値はそれぞれの生産者について見出した値と一致した。他の一部の新しいエネルギー技術の場合と異なり,R&Dはなお今日の燃料電池改善プロセスにおいて重要な役割を果たしており,従ってこれが観察したコスト低減のかなりの部分を説明するものと考えられる。これらのコスト低減の残り部分は実施による学習そのものに起因する。実施による学習は通常,代表的な値として20%の学習速度を持っているから,燃料電池について見出した純粋な学習に対する残差値は比較的低い。燃料電池技術に対する理想的なシナリオの場合,比(80kWシステム)製造コストとして95ユーロ(2005)/kWの最終結果を見積もった。過去に見られる学習曲線は将来におけるコスト低減の持続を保証するものではないが,本論文で計算したペースの世界的な総合学習を唯一のコスト低減メカニズムとして想定した場合,上記の最終コスト値は,今日までに設置された燃料電池の累積容量に対比して約10回の倍増を繰返す大規模な採用が行われて到達する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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燃料電池 
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