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J-GLOBAL ID:201002289577925391   整理番号:10A1530529

ケタミンとノルケタミンをin vitroで代謝するヒトシトクロムP450酵素の同定と特性化のためにエナンチオ選択キャピラリー電気泳動法

Enantioselective capillary electrophoresis for identification and characterization of human cytochrome P450 enzymes which metabolize ketamine and norketamine in vitro
著者 (6件):
資料名:
巻: 1217  号: 51  ページ: 7942-7948  発行年: 2010年12月17日 
JST資料番号: C0278B  ISSN: 0021-9673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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フェンシクリジン誘導体であるケタミンは,短期の外科的介入用の麻酔薬として麻酔の誘導,及び麻酔剤としての用量以下での手術後の鎮痛用に利用される。ケタミンは,大規模に肝臓初回通過代謝される。ケタミンとノルケタミンのin vitro生体内分解に関わるシトクロムcP450を同定するために,キラルセレクターとして多重異性体硫酸化β-シクロデキストリンを用いるエナンチオ選択キャピラリー電気泳動法を利用した。ケタミンのノルケタミンへのN-脱メチル化とその後のノルケタミンの他の代謝物への生体内分解を,いずれもラセミ体のケタミンとノルケタミンの9種の遺伝子組み換えヒトシトクロムP450酵素とヒト肝臓ミクロゾームと共に,in vitroでインキュベーションしたアルカリ抽出物の分析によって調べた。ノルケタミンはCYP3A4,CYP2C19,CYP2B6,CYP2A6,CYP2D6,及びCYP2C9によって生じた一方,CYP2B6とCYP2A6がノルケタミンのヒドロキシル化を可能にする酵素として同定された。後者の2つの酵素は,ヒト肝臓ミクロゾームとのインキュベーション中に見出された代謝物のパターンと類似するパターンをもたらした。CYP3A4とCYP2B6によるケタミンの脱メチル化の速度論データは,Michaelis-MentonモデルとHill式によってそれぞれ最もよく説明できた。本研究は,ノルケタミンのヒドロキシル化に関わる酵素を解明した最初の研究である。得られたデータから,ケタミンとノルケタミンのin vitro生体内分解は立体選択的であることが示唆された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
クロマトグラフィー,電気泳動  ,  酵素一般  ,  生物薬剤学(基礎) 

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