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J-GLOBAL ID：201002289593066749   整理番号：10A0639955

配管局部減肉の健全性評価を行うための信頼性工学的手法

著者 (1件)： 酒井信介 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 配管技術  (Piping Engineering)
巻： 52  号： 8  ページ： 50-55  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： G0858A  ISSN： 0385-9894  CODEN： HAGIB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 配管の局部減肉に対して健全性評価に基づく安全裕度の考え方の見通しを良くするための手段として信頼性工学を適用する技術的背景や考え方について概観した。圧力容器の強度管理については,設計圧力または温度における最大応力に対して安全な強度を有することが求められており,保安検査の方法は民間規格が適用される。維持の段階では,常用圧力に基づいて各種試験が実施されるが,肉厚の管理には設計圧力が適用される。つまり,減肉の管理にあたっては設計板厚で算出される最小肉厚を許容限界とするが,評価は設計圧力が用いられる。許容限界を下回った場合には,補修,取替え,設計条件の変更のいづれかを選択する。ここで,設計条件の変更は,設計圧力を変更して許容範囲内に入るようにすること,すなわち,減肉損傷等により板厚が減少する場合,腐れ代を含む板厚を基準に管理される。荷重や強度などの変数が,ばらつきなどの不確実性を有するときに安全裕度を定量的に表現する手法が信頼性工学の分野で研究されており,その代表的なものが限界状態関数法である。

シソーラス用語： *配管設計 ,  厚み ,  エロージョン腐食 ,  *信頼性 ,  健全性 ,  安全評価 ,  圧力容器 ,  構造強度 ,  許容限界
準シソーラス用語： 限界状態関数法 ,  信頼性指標 ,  健全性評価

分類 (2件)： 配管材料,弁  (QD05020E) ,  信頼性  (KB04040H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 配管 ,  減肉 ,  健全性評価 ,  信頼性工学 ,  手法