文献
J-GLOBAL ID:201002289797905278   整理番号:10A0677021

包括的社会に向けた持続的固体廃棄物管理:非公式セクターの取り込み

Sustainable solid waste management toward an inclusive society: Integration of the informal sector
著者 (2件):
資料名:
巻: 54  号: 11  ページ: 802-809  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0817C  ISSN: 0921-3449  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
廃棄物というのは主観的な概念である。ある人は廃棄物を公衆衛生と環境にとってのリスクとみなし,ある人はそれを単なる美的不都合とみなし,またある人はそれを収入源とみなしている。非公式なリサイクルセクターにとっては,廃棄物を資源とみなすことに疑問の余地はない。インドネシアBandungでは,少なくとも1000人に一人は非公式セクターで働いている。ここでは道路上や,一時的な集積所やゴミ捨て場においてゴミあさりやゴミ拾いによりリサイクル活動が行われている。ゴミあさりは常に危険,不衛生な環境,犯罪行為,ホームレス,失業,貧困および後進性と結びついている。これらの関連性は,非公式なリサイクルについての差別をもたらし,固体廃棄物管理(SWM)における非公式リサイクルを排除すべき政策だと見なすことにつながる。本論文では,インドネシアBandungのSWMにおける非公式リサイクルの役割をマテリアルフロー法により議論する。この研究では,市中で一日当たり発生する2295トンのごみのうち,少なくとも303トンは非公式リサイクルにより回収されていると推測している。また,この研究では地域自治体の関係者および政治家に対して非公式リサイクルについてどう思うかアンケートを行った。さらに,この論文ではBandungのSWMにおいて非公式リサイクルは良い面をもたらしているにもかかわらず,同時にまた悪い側面も示された。この論文は,SWMにおける非公式リサイクルを包括的社会に向けて取り込もうとする政策決定者のジレンマを浮き彫りにした。廃棄物収集の効率化は貧困層に属するゴミあさりやゴミ拾いをする人の仕事を奪うが,一方では,包括的社会問題は社会的排除を克服するように自治体に作用する。社会排除の規範理論と資本形態概念を用いて,このセクターにおける政策決定者が直面するジレンマを取り扱った。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
廃棄物処理一般  ,  環境問題 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る