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J-GLOBAL ID:201002289818654815   整理番号:10A0216106

ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPA)水溶液の低臨界溶解温度(LCST)におけるカオトロピック塩であるKSCN効果の微量熱量研究

Microcalorimetric Study of the Effects of a Chaotropic Salt, KSCN, on the Lower Critical Solution Temperature (LCST) of Aqueous Poly(N-isopropylacrylamide) (PNIPA) Solutions
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巻: 43  号:ページ: 480-487  発行年: 2010年01月12日 
JST資料番号: B0952A  ISSN: 0024-9297  CODEN: MAMOBX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的はポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PNIPA)の相転移における強力なカオトロピック塩の濃度依存性の塩溶と塩析効果に関するもので次に示す結論が得られた。(1)一定温度でPNIPA上へのKSCNの吸熱結合のITC観察によりPNIPAアミドに対するKSCNの結合が良く理解された。この微弱な吸熱結合は低い塩濃度で結合したアニオンの静電場による影響を受けたイソプロピルと主鎖の疎水性水和障害によるエントロピーの増大によるものと推定した。結合親和性は15~20°Cで増大し25°Cで低下した。これは温度上昇によりケージのエントロピーが増大しバルク水のものと相異がないことによるTと△Sの逆効果によるものであった。(2)DSCの結果によるとPNIPA相における吸熱ピーク形状の漸次的な変化が強調され,このピークは最初に高温側に移行し次に低温側になることに加えてKSCN濃度の増大により低く幅が広いものとなった。ピークの広幅化はポリマ上における塩の不均一な吸着による局部領域の増大した不均一性および結果的に低下した連鎖崩壊の協調性によるものと考えた。(3)他の特異な観察はPNIPA溶液の過熱と冷却におけるDSC吸熱のヒステリシスで,これはKSCN濃度の上昇により低下することが見出された。この結果により更にPNIPAに対するKSCNの結合の発生を支持していた。
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