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J-GLOBAL ID:201002289919917426   整理番号:10A1154445

いくつかの難燃剤と抗菌剤トリクロサンおよびトリクロカルバンはアンドロゲン活性をin vitroで促進する

Some flame retardants and the antimicrobials triclosan and triclocarban enhance the androgenic activity in vitro
著者 (5件):
資料名:
巻: 81  号: 10  ページ: 1245-1252  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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難燃剤,抗菌剤,およびフタル酸エステルなど汚染物質は内分泌機能変化と関連するヒト組織に残留物として存在する。著者らの研究において,難燃剤テトラブロモビスフェノール A(TBBPA),ヘキサブロモシクロデカン(HBCD),ペンタブロモジフェニルエーテル(BDE-100)およびヘキサ-BDE(BDE-155),抗菌性化合物トリクロサン(TCS)およびトリクロカルバン(TCC)と,フタル酸エステルを分析して,MDA-kb2細胞株におけるin vitroのアンドロゲン活性および抗アンドロゲン活性を研究した。無いか弱いアンドロゲン活性を全ての試験化合物で見出した。TBBPAは弱い抗アンドロゲン活性を示すことを初めて明らかにした。難燃剤HBCD,BDE-100およびBDE-155はアンドロゲン受容体応答遺伝子発現をジヒドロテストステロン依存的な活性化を増強して,アゴニスト活性は弱い影響または無影響であった。増大は150%に達して,抗菌剤(TCSで180%,TCCで130%)と類似していた。このアンドロゲン活性増大は難燃剤の内分泌活性作用の新様式を示した。対照的に,ほとんどのフタル酸エステルは抗アンドロゲン活性を示した。フタル酸ブチルベンジル(BBP),フタル酸ジブチル(DBP),およびフタル酸ジエチル(DEP)は強い抗アンドロゲン性を示して,フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP),フタル酸ジフェニル(DPP),フタル酸ジメチル(DMP),およびDEHP代謝産物フタル酸モノエチルヘキシルは影響が小さかった。著者らのin vitro研究は,TBBPAの弱い抗アンドロゲン活性と,HBCD,BDE-100およびBDE-155のアンドロゲン活性の有意な増大を初めて示して,難燃剤のホルモン活性の新規機構を明らかにした。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  難燃剤  ,  動物に対する影響 
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