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J-GLOBAL ID：201002289972596143   整理番号：10A0438748

順序逆転のある時系列センサデータのための効率的な索引付方法の提案と性能評価

An Efficient Indexing for Slightly Disordered Time-series Sensor Data

著者 (6件)： 山崎敬広 (NTT 未来ねっと研) ,  井上武 (NTT 未来ねっと研) ,  佐藤浩史 (NTT 未来ねっと研) ,  高木潤一郎 (東大 先端科学技術研究セ) ,  南正輝 (東大 先端科学技術研究セ) ,  高橋紀之 (NTT 未来ねっと研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 449(IN2009 144-215)  ページ： 241-246  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,センサ技術やネットワーク技術の発展によって,実空間の刻々と変化する状態をデータとして取得することが可能になりつつある。今後,センサの増加により,時系列センサデータの流通量が爆発的に増えると考えられる。このような時系列センサデータに対して,特定変化パターンをリアルタイムに検出することと,再利用可能な形で高速に格納・蓄積することが求められている。特定変化パターンの検出においては,データ順序の正確性が求められるが,シンクノードにおける遅延などにより入力時に順序逆転が起きるという問題がある。一方,データの蓄積においては,従来ではフィルタによりデータを間引いて格納する方式が取られており,データの再利用性が低いという問題がある。そこで我々は,順序逆転のある時系列センサデータに対し,リアルタイムな検索と,間引くこのない格納を行うための,索引付方法を提案する。提案方法ではOffset bitmapという新しいデータ構造により従来の索引付方法であるSparse indexを拡張し,入力データの順序逆転に対応しつつ,高速なデータ格納を実現する。本稿において,従来の索引付方法との比較実験を行い,提案方法の有効性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *センサネットワーク ,  センサ ,  *計測システム ,  時系列 ,  実時間処理 ,  再利用 ,  *情報蓄積 ,  遅れ ,  フィルタ ,  データ構造 ,  インデクシング【計算機】 ,  順序 ,  評価試験 ,  システム評価
準シソーラス用語： 遅延

分類 (3件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  計測機器一般  (AD02000X) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (6件)：

• ABADI, D. J. Aurora : a new model and architecture for data stream management. The VLDB Journal. 2003, 12, 2, 120-139
• 山田真一. 時系列データベースとストリーム処理の統合のためのデータモデルの提案. 電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学. 2005, 105, 172, 25-30
• 樫山俊彦. ストリームデータ処理におけるデータベースアーカイブ処理高速化の提案と評価. 情報処理学会研究報告. データベース・システム研究会報告. 2007, 2007, 65, 333-338
• 山田真一. ストリーム管理システムにおける複数永続化要求最適化手法. DEWS2007, Feb. 2007
• SIBERSCHATZ, A. Database system concepts. 2006, Chapter 12

タイトルに関連する用語 (7件)： 順序 ,  逆転 ,  時系列 ,  センサデータ ,  索引付 ,  提案 ,  性能評価