抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ソフトウェアシステムは多種多様な業務分野に適用されるため,その要求獲得を行う際には適用対象の分野に関する知識が必要となる。しかし,要求獲得者が業務分野の知識を完全に理解したり,業務専門家と頻繁に連絡を取り合ったりすることは現実には困難である。本論文では,これから開発するソフトウェアシステムと類似した既存のシステムが提供する機能や品質を再利用することで,獲得される要求仕様書の品質と作業効率の向上を支援する手法とその支援システムの提案を行う。この支援システムによって,要求獲得者は,どのような機能や品質が,どれくらい多くの類似既存システムに採用されているかを知ることができる。また,ある機能に必要とされたり,若しくは排他的であったりする他の機能を容易に識別することもできる。更に,追跡可能性の高い要求仕様書のひな形を自動生成することも可能である。上記に述べた支援システムの効果を確認するために評価実験を行い,要求仕様書の品質と作業効率の向上に支援システムが貢献したことも報告する。(著者抄録)