抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組合せ最適化問題は一般的にNP困難またはNP完全であり,問題サイズが大きくなると現在主流のノイマン型コンピュータでは実時間内に解を求めるのは難しい問題である。この問題を解く方法の一つに,ニューラルネットワークを使う方法があり,多くの研究がされてきた。このようなニューラルネットワークは半導体回路で作成されている。半導体回路は微細化によって高速化されてきているが,現在ではそれも限界に近付いてきており,依然として消費電力の問題がある。超伝導回路は半導体回路と比べて,低消費電力かつ高速処理が可能,という特徴があり,半導体回路の消費電力の問題を解決するだけではなく,さらに高性能な回路を実現できる可能性がある。本研究では超伝導回路を用いてニューラルネットワークを構成することを目的としている。超伝導回路を使ったニューロン素子として,結合SQUIDを用いたニューロン素子が提案されており,本研究ではそのニューロン素子で4-Queen問題を解くネットワークを構成しシミュレーションでどのように動作するか検証した。(著者抄録)