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J-GLOBAL ID:201002290113502224   整理番号:10A0222911

カルシウムイオンとペプチド配位子がカルモジュリン亜鈴とコンパクト構造の相対的安定性に及ぼす効果

The Effect of Calcium Ions and Peptide Ligands on the Relative Stabilities of the Calmodulin Dumbbell and Compact Structures
著者 (5件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 437-447  発行年: 2010年01月14日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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X線結晶学を用いカルシウム結合蛋白質カルモジュリン(CaM)自身とCaM含有錯体の構造は調べられ,それらは球状形と拡張亜鈴形の両者を示し,148個のアミノ酸残基からなる。CaMとCaM錯体溶液を質量分光計の無溶媒環境にスプレイしたとき,溶液中で錯体を構成する分子の主要構造特徴と単位の化学量論が脱溶媒和過程で保存されることを見いだした。二種類のCaM構造:公知の球状と拡張亜鈴X線幾何学について計算断面積とほぼ完全一致する測定断面積を有するCaMの球状と拡張を本実験で観測した。カルシウム無し溶液は主に拡張CaM立体配座を生じた。nが増すと伸張立体配座に対して増加するコンパクト立体配座の占有を有するカルシウム含有溶液中Can2+-CaM錯体(n=0~4)を観測した。n=4について,主にコンパクト球状立体配座を観測した。ペプチドCaMKII290~309を含む溶液は主に球状Ca42+-CaM-CaMKII290~309錯体を生じた。26残基をもつペプチドメリチンを用いて類似結果を得た。14残基C末端メリチン断片では,一方,1:1と1:2CaM-ペプチド錯体生成を観測した。本結果の全体を基礎にして,拡張(亜鈴状)CaM構造の一層コンパクトの球状構造への崩壊が四個のカルシウムイオンの特異的結合で起こることを結論付けた。更に,CaMのカルシウム誘起構造崩壊はCaMの両葉と相互作用するのに係わる十分に長いペプチドを含む特別安定CaM-ペプチド錯体の生成に対する必要条件であるように見える。
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分類 (2件):
分類
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非遷移金属元素の錯体  ,  蛋白質・ペプチド一般 
物質索引 (1件):
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