文献

J-GLOBAL ID：201002290361853548   整理番号：10A0260480

子宮内における老化のプログラミング

Intrauterine programming of ageing

著者 (1件)： FERNANDEZ-CAPETILLO Oscar (Spanish National Cancer Res. Centre, Madrid, ESP)
資料名： EMBO Reports  (EMBO Reports)
巻： 11  号： 1  ページ： 32-36  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： W1261A  ISSN： 1469-221X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA傷害の蓄積が老化の開始に関連することが示唆されている。つまり,老化を一言で言えば体の累積的な変性であり,その原因はDNA傷害の段階的な蓄積により最終的に組織が再生できなくなると考える。一方,胎児期の損傷が大人の発病に影響するという”子宮内プログラミング”という説も提唱されている。我々が最近作出したヒトのDNA修復欠損によるSeckel症候群の原因遺伝子ATRキナーゼを欠損させたモデルマウスは早老症を呈するが,DNA傷害の蓄積は胎児期に限局されることがわかった。我々はこの例から,老化が胎児期の損傷に由来するという説を提唱したい。

シソーラス用語： 子宮 ,  *老化 ,  *DNA損傷 ,  DNA修復 ,  多発奇形 ,  低身長症 ,  タンパク質キナーゼ ,  欠失突然変異 ,  マウス ,  薬理実験動物 ,  *胎児 ,  p53タンパク質
準シソーラス用語： ATRキナーゼ ,  Seckel症候群 ,  モデルマウス

分類 (1件)： 老化と死  (EJ16040S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 子宮 ,  老化 ,  プログラミング