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J-GLOBAL ID：201002290381436790   整理番号：10A0860106

TCPウィンドウのクロスレイヤ制御による無線LANの通信品質改善

A Cross Layer Control of TCP Window in Wireless LAN for QoS Improvement

著者 (3件)： 井尻恵也 (東京農工大) ,  大坐畠智 (電通大) ,  川島幸之助 (東京農工大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 118(CQ2010 16-36)  ページ： 81-86  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無線LANでは,ストリーミング配信などのリアルタイム性が要求される通信サービスの通信品質は,TCP通信が存在すると低下するという問題がある。TCPの輻輳制御アルゴリズムとしてよく利用されるTCP Renoは,パケットロスが発生するまでウィンドウサイズを増加させる方式を採用しているため,リアルタイム通信に必要な帯域幅を奪い品質を低下させるからである。ここでは,各無線端末のチャネル利用率を測定し,ウィンドウサイズを適切に設定し利用帯域幅の調整を行うことにより,リアルタイム性が要求される通信サービスに対する影響を抑えるクロスレイヤ制御方式を提案する。実機による評価で,提案するMAC層とTCP層でのクロスレイヤ制御方式が通信品質を改善することを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *無線LAN ,  *品質 ,  TCP/IP ,  *ストリーミング ,  輻輳制御 ,  パケット損失 ,  実時間処理 ,  通信サービス ,  制御 ,  多層構造 ,  システム評価 ,  リアルタイム通信
準シソーラス用語： TCP ,  クロスレイヤ制御 ,  *通信品質

分類 (2件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (10件)：

• KECELI, F. Achieving Fair TCP Access in the IEEE 802.11 Infrastructure Basic Service Set. Proc. IEEE ICC'08. 2008, 2637-2643
• PILOSOF, S. Understanding TCP Fairness over Wireless LAN. Proc. IEEE INFOCOM 2003. 2003, 863-872
• KECELI, F. TCP ACK Congestion Control and Filtering for Fairness Provision in the Uplink of IEEE 802.11 Infrastructure Basic Service Set. Proc. IEEE ICC '08. 2008, 4512-4517
• NAKASHIMA, H. A Traffic Control Method with Channel Occupancy Information from MAC Layer in IEEE 802.11. Proc. ICOIN'09. 2009
• MIKOSHIBA, Kengo. Adjusting TCP Window Flow Control based on Channel Occupancy Information of IEEE 802.11 Systems. Proc. IEEE PIMRC 2009. 2009

タイトルに関連する用語 (5件)： TCP ,  ウィンドウ ,  クロスレイヤ ,  無線LAN ,  品質改善