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J-GLOBAL ID：201002290414343210   整理番号：10A0945326

αアクチニンとファスシンのアクチン架橋集合と脱集合の機構

Actin Cross-link Assembly and Disassembly Mechanics for α-Actinin and Fascin

著者 (2件)： COURSON David S. (Univ. Chicago, Illinois) ,  ROCK Ronald S. (Univ. Chicago, Illinois)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 34  ページ： 26350-26357  発行年： 2010年08月20日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アクチン架橋形成初期での架橋蛋白質の役割を検討するため,そのような蛋白質としてαアクチニンとファスシンを用いて光トラッピング法により解析した。両蛋白質での架橋は異なっていた。つまり,αアクチニンによる架橋では,線維同士の間の角度は様々であり決まっておらず,架橋されても柔軟であり線維が回転できた。それに対して,ファスシンによる架橋では,線維同士が平行になるように架橋された。いずれの架橋でもアクチン線維の束は安定であり連続して洗っても構造が保たれたが,退色後蛍光回復や蛍光減衰によれば結合したファスシンは溶液中のファスシンで競合的に速やかに置換できた。これらの結果に基づいて提案した架橋解離に関する単純なアビディティのモデルでは,架橋蛋白質により多点で架橋形成されているので外部からの架橋蛋白質と交換可能であるとした。

シソーラス用語： アクチニン ,  アクチン結合タンパク質 ,  光トラッピング ,  *架橋【高分子】 ,  *アクチンフィラメント ,  蛍光分析 ,  蛍光標識
準シソーラス用語： FRAP【蛍光分析】 ,  αアクチニン ,  ファスシン

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (5件)： αアクチニン ,  ファスシン ,  アクチン ,  架橋 ,  集合