抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
駅ではその場にいる駅社員が顧客操作型端末の操作方法を案内しているが,不在時には端末操作が行えずに利用意欲を失わせる恐れがある。本論文では,遠隔地から画面上で案内を行う案内係との対話によって顧客に端末操作方法を理解させ,自力での操作を促す顧客操作型システムを試作した。顧客によるサービス受容性を検証するために,1)駅構内の案内,2)定期券の購入操作,3)ICカードのチャージ操作といった3つのサービスを提供し,操作がわからない場合に案内係と話すボタンを押下すると遠隔地の案内係に接続させた。顧客に対する案内用ディスプレイと案内係の案内確認用モニタは同一画面を共有し,それぞれの操作内容は互いに反映される。また,案内係は顧客確認用モニタで顧客の様子を確認でき,多くの荷物を持っている場合など顧客による操作が難しいと判断すると案内係自身が端末操作を進行することもできる。JR東日本研究開発センターの成果発表会においてデモンストレーションを行い,85%といったサービス受容性の高さを確かめられたが,トップ画面から「人が案内してくれる端末であることを」一目でわからせるための工夫が求められることなどの課題が明らかになった。