文献

J-GLOBAL ID：201002290481007195   整理番号：10A1613635

JIT生産システムの理論

著者 (2件)： 中島健一 (神奈川大) ,  FANG Suchun (聖泉大)
資料名： 神奈川大学工学研究所所報  (Science Reports of Research Institute for Engineering, Kanagawa University)
号： 33  ページ： 12-18  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： G0032B  ISSN： 0387-0324  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジャストインタイム(JIT)生産システムは,多品種少量生産の条件のもとで,徹底的な無駄の排除によるコスト低減と,高流動生産を実現した画期的な生産システムであり,トヨタ生産方式の同義語としてあるいはKanban systemとして日本のみならず世界中で注目を集めてきた。本稿では,日本において開発・実践され,今後モノづくり分野での国際競争力にも貢献が期待される,JIT生産システムについてその概念,および理論的な特性について示す。そして,JIT生産システムの考え方とその基礎的運用手段であるかんばん方式を概説し,外注かんばん,および生産指示かんばんを用いた単一工程JIT生産システムのモデル化と安定条件を示した。さらに確率順序および凸順序により,一般的な費用関数に対する次の2つの理論的な費用特性を示した。 1)かんばん枚数あるいは生産能力の増加に伴い,品切れ費用が減少する。 2)平準化生産によって需要変動をおさえることにより,品切れ費用が減少する。

シソーラス用語： *かんばん方式 ,  *多種少量生産 ,  *理論 ,  生産システム ,  モデリング ,  安定条件 ,  費用関数
準シソーラス用語： ジャストインタイム ,  物作り

分類 (1件)： 生産形態  (KB03020E)

タイトルに関連する用語 (2件)： JIT ,  理論