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J-GLOBAL ID：201002290490459139   整理番号：10A0334370

声門噴流の3次元特性

Three-dimensional nature of the glottal jet

著者 (2件)： TRIEP Michael (Inst. of Mechanics and Fluid Dynamics, Chair of Fluid Mechanics and Fluid Machinery, Technische Universitaet ...) ,  BRUECKER Christoph (Inst. of Mechanics and Fluid Dynamics, Chair of Fluid Mechanics and Fluid Machinery, Technische Universitaet ...)
資料名： Journal of the Acoustical Society of America  (Journal of the Acoustical Society of America)
巻： 127  号： 3  ページ： 1537  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： C0249A  ISSN： 0001-4966  CODEN： JASMAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人の発声に寄与する因子は未だ充分理解されているとは言い難い。対称な声門開口領域を持つ正常な発声に関しても未解明課題が残っている。これらの問題に対して発声過程の解析では流体力学が強力な手段であることが示されているが,声門噴流に関しては充分な特徴付けが行われていなかった。人の声帯における3次元的流れを可視化し,時間分解測定することは生体を用いた実験では困難なため通常は力学モデルや数値モデルを用いて声帯の運動プロファイルを単純化した形式で得ている。これに対して本稿では以前の研究を拡張し水流回路による3:1拡大動的声帯モデルを用いて詳細な3次元声門流れ構造を調べた。このモデルでは声門間隙の3次元輪郭に対する時間的変化を模擬し,水流を用いることで周波数倍率を1/140としている。このモデルを用いて声門ヒダの非定常ダウンストリーム過程をスローモーションとして可視化し,粒子イメージング法を用いて詳細に分析した。その結果噴流の流れ方向収縮や方向切り換り等の複雑な3次元流れ挙動を示すことがわかった。また発声振動周期内の時間依存流れ速さを測定した結果,声門の第2狭窄ダウンストリームが前庭ヒダの形状で存在することによって圧力損失が減少し,この場合には噴流は周期内発散相で安定化されることがわかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *声門 ,  *噴流 ,  *発声 ,  *声帯 ,  流れの可視化 ,  流れ構造 ,  水流 ,  三次元流 ,  時間依存性 ,  流速

分類 (1件)： 聴覚・音声モデル  (EL02070Y)

タイトルに関連する用語 (3件)： 声門 ,  噴流 ,  3次元