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J-GLOBAL ID:201002290579196255   整理番号:10A1031405

骨格筋細胞で17β-エストラジオールにより誘発されるERK2およびp38MAPKシグナル伝達におけるエストロゲン受容体,PKCおよびSrcの役割

Role of estrogen receptors, PKC and Src in ERK2 and p38 MAPK signaling triggered by 17β-estradiol in skeletal muscle cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 122  号:ページ: 287-294  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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以前に,10-8M 17β-エストラジオールは,CREBおよびElk-1転写因子の活性化を順々に仲介するMAPK刺激を促進することがC2C12マウス骨格筋細胞で報告されている。本研究では,ホルモンは用量依存的にERK2リン酸化(ERK1活性化に影響されることなく)を誘発し,またp38MAPKを促進することを証明した。さらに,エストロゲンによるMAPK活性化におけるエストロゲン受容体(ER)の関与について研究した。ERの拮抗薬,ICI182780(1μM)とERαおよびERβ発現を阻害する特異的siRNAの使用により,ERαはERK2活性化を仲介し,17β-エストラジオールによるp38 MAPKリン酸化を仲介せず,ERβイソ型はホルモンによるMAPK活性化に関与しないことを証明した。さらに,MAPKのエストロゲン刺激におけるSrcおよびPKCの寄与について研究した。各々SrcおよびPKCファミリー阻害剤である化合物PP2およびRo318220は17β-エストラジオールによるERK2およびp38 MAPKリン酸化を抑制した。興味深いことに,ホルモンはSrcおよびPKCδ活性化を誘発することができた。さらに,Ro318220はSrcのホルモンアップレギュレーションにおいてPKCが関与するエストロゲン依存性Src調節を低下させた。従って,PP2およびRo318220はCREBおよびElk-1リン酸化だけでなく17β-エストラジオールにより誘導されるc-Fosおよびc-Jun癌蛋白質レベルを抑制した。要するに,これらのデータから,17β-エストラジオールはERαを介しておよびERα/βと無関係にp38 MAPKを介してERK2を活性化し,PKCおよびSrc蛋白質はC2C12骨格筋細胞におけるMAPK活性化における重要な上流成分であることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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性ホルモン  ,  細胞生理一般  ,  細胞膜の受容体  ,  酵素一般 
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