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J-GLOBAL ID:201002290591354435   整理番号:10A0331469

高温冶金再処理の溶融塩スラリーの高温輸送技術の開発

Development of High-Temperature Transport Technologies of Molten Salt Slurry in Pyrometallurgical Reprocessing
著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 202-217 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: U0041A  ISSN: 1881-3062  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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高温冶金再処理は,良好な経済的可能性と固有の拡散抵抗性によって,先進的燃料サイクルの最も有望な技術のうちの1つである。溶融塩の輸送技術の開発は,高温再処理の工業化にとって重要な問題である。およそ773Kの純粋な溶融LiCl-KCl共晶塩について,我々は重力と遠心ポンプを使って,輸送に成功した結果をすでに報告した。しかし,使用済燃料が多孔質陽極バスケットで溶解する時,電気精製装置(electrorefiner)内の溶融塩は不溶解性の細粒と混合する。不溶解物は,Pd,Ru,Mo,Zrのような,貴金属分裂生成物から成る。溶融塩スラリー(金属細粒と溶融塩の混合物)の輸送に関する研究はあまりなかった。それで,管内のスラリーの挙動を調べる為に,溶融塩の輸送実験が行われた。溶融塩スラリーの輸送実験で使われた装置は,供給タンク,10°傾斜した輸送チューブ(10mmの内径),弁,フィルタと回収タンクから成る。53~415μm径のステンレス鋼(SS)細粒が使われた。これらの細粒を均一に分散させるために,溶融塩と細粒は,供給タンク中で1200~2100rpmの速度の羽根車でかき回された。0.04~0.4vol.% SS細粒を含む溶融塩スラリーは,輸送管によって,供給タンクから回収タンクまで輸送された。溶融塩とSS細粒の輸送挙動を測定するために,回収タンクで,細粒はフィルターにより溶融塩と分離された。スラリーの速さが0.02m/sの時,細粒のわずか1%が回収タンクに輸送された。他方,スラリーの速さが0.8m/s以上の時,大部分の細粒が輸送された。従って,速さが0.8m/s以上の時,溶融塩スラリーは輸送できる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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核燃料再処理 
引用文献 (18件):
  • (1) USDOE, TOPS task force of the Nuclear Energy Research Advisory Committee (NERAC), Technological opportunities to increase the proliferation resistance of global civilian nuclear power systems, January (2001).
  • (2) Tanaka, H., Kawamura, F., Nishimura, T., and Kamiya, M., Design study on advanced reprocessing systems for FR fuel cycle”, Proc. GLOBAL2001, September, Paris, 054 (2001).
  • (3) Chang, Y. I., The integral fast reactor, Nuclear Technology, 88, 129 (1989)
  • (4) Garcia, H. E. et al., Proliferation resistance of advanced sustainable nuclear fuel cycles, Proc. GLOBAL2001, September 2001, Paris, 299 (2001).
  • (5) Inoue, T., Actinide recycling by pyro-processing with metal fuel FBR for future nuclear fuel cycle system, Prog. Nucl. Energy, 40, No. 3-4, 547-554, 2002.
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