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J-GLOBAL ID:201002290621610172   整理番号:10A0145407

異なる発現プラスミドでのカニ抗菌性ペプチドシゴナジン(scygonadin)の可溶性発現と精製,およびその抗菌活性の解析

Soluble expression and purification of a crab antimicrobial peptide scygonadin in different expression plasmids and analysis of its antimicrobial activity
著者 (9件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 109-115  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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シゴナジン(scygonadin)は,最近Scylla serrataの精漿から同定した陰イオン性の抗菌性ペプチドである。その抗菌活性に関するより詳細な情報を得るため,生物学的な活性産物を大量に得る目的でシゴナジン成熟ペプチドを大腸菌で発現させた。高度に安定で,可溶性の型で約43kDaのCKS-シゴナジン融合蛋白質を得た。融合CKS-シゴナジンの可溶性成分を固定化金属アフィニティクロマトグラフィー(IMAC)で精製した。11kDaの単一組換えシゴナジンをCKS-シゴナジンから切断し,10.6mg/Lの収率でアフィニティクロマトグラフィーカラムを使い切断混合物から精製した。あるいは,組換えシゴナジンをpET28-シゴナジンから一段階Ni2+アフィニティクロマトグラフィーで精製し,細菌培養のpTrc-CKS/シゴナジンから精製したものより高い,65.9mg/Lの純粋な組換えシゴナジンを得た。組換えシゴナジンはSDS-PAGE解析とMSフィンガープリントで確認した。異なる発現プラスミドからのシゴナジンの両組換え産物はグラム陽性菌およびグラム陰性菌の双方に活性を示したが,調べた酵母および真菌に対する活性はなかった。速度研究で,組換えシゴナジンは黄色ブドウ球菌に対して強い活性を示し,黄色ブドウ球菌の殺菌は時間および用量依存的と考えられた。組換え産物の量および精製の適用性を考慮すると,将来の商業的使用のために大量の組換えシゴナジンを生産するのにpET28-シゴナジン発現系がより良い選択であった。これは,大腸菌での抗菌性ペプチドシゴナジンの異種発現に関する最初の報告である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子操作  ,  生物学的機能  ,  動物の生化学  ,  微生物生理一般 

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