抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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次世代のクラウド・コンピューティング(以下,クラウド)では,情報端末に加え多種多様なセンサがネットワークを介して接続され,センサからのリアルタイム情報とクラウド上の蓄積情報とを組み合わせた情報処理が必要となる。しかしながら,多量のセンサ情報がデータセンタに集中すると,ネットワークトラフィックの増加による応答時間や電力効率の劣化が問題となる。そこで我々はネットワーク上にてセンサ情報のフィルタリングや情報処理を分散して行うことで,高速応答,高信頼,省電力を実現する「リフレクティブネットワーク」を提案している。本稿では,リフレクティブネットワーク上のセンサとの接続境界に配置するエントランスノードにて,センサ情報のフィルタリングと結果の送出順制御を行うことで上位に送信するトラフィック量を低減する,センサ情報高効率集約技術を提案する。今回,フィルタリングルールを動的に設定可能な評価用システムを構築し,温度・湿度センサを30個用いて,本技術の効果を先行評価した。その結果,10秒間隔で測定する各センサからのデータを1分周期で集約するルールを適用することで,上位へのデータ送出量を集約無し時の約4.7%まで低減できた。(著者抄録)