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J-GLOBAL ID：201002290748748920   整理番号：10A0879077

炭素繊維複合材料(CFRP)の開発状況について

Development Status of Carbon Fiber Reinforced Plastics

著者 (1件)： 清水信彦 (東レ オートモーティブセ)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 38  号： 8  ページ： 603-608  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素繊維を用いた樹脂系複合材料(CFRP)の採用事例(航空・宇宙,スポーツ用品,自動車,エネルギー関連)を紹介するとともに,特に自動車用途での技術開発状況と課題,自動車用途で炭素繊維を使った場合に算出される環境負荷効果について試算した結果を解説した。この試算は,一般的な乗用車にCFRPを適用した際に製品寿命トータルで排出されるCO₂量について従来車両と比較したものであり,仮に国内の乗用車4200万台すべてがCFRPにより30%軽量化された場合には,1年間で国内総排出量の1.5%に相当する約2,100トンのCO₂が削減されるとの結果を示している。更に,リサイクルに関する技術開発の進展状況,自動車用途でのCFRP拡大のための技術課題への取り組み状況,今後に残された課題,CFRP切断・接合への高出力レーザの応用についても解説した。

シソーラス用語： *繊維強化プラスチック ,  技術開発 ,  負荷 ,  排出量 ,  レーザ切断 ,  レーザ溶接 ,  技術展望 ,  二酸化炭素排出量 ,  *炭素繊維強化プラスチック ,  環境負荷低減 ,  *自動車用材料 ,  レーザ応用 ,  利用
準シソーラス用語： *CFRP ,  技術課題

分類 (1件)： 自動車材料  (YH06050M)

引用文献 (23件)：

• 1) K. Yamaguchi, J. Takahashi, Y. Matsuhisa, M. Yamauchi, and K. Sato: Proc. 11th Japanese-European Symposium on Composite Materials (2008) CD-ROM.
• 2) K. Yamaguchi, N. Shimizu, and T. Shinoda: Proc. 1st Automotive composite conference (2009) CD-ROM.
• 3) K. Yamaguchi and A. Kitano: J. Soc. Mat. Sci. Japan 57 (2008) p.747.
• 4) K. Mitani: H18 Seni Ginjutsu Kenshukai, Proc. (2006) CD-ROM.
• 5) K. Shibata: Eng. Mat. 54 (2006) p.58.

タイトルに関連する用語 (5件)： 炭素繊維 ,  複合材料 ,  CFRP ,  開発 ,  状況