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J-GLOBAL ID:201002290749477874   整理番号:10A0852276

CMAQを用いた中国の地域的大気汚染の理解,第二部:プロセス解析と前駆体エミッションへのオゾン及び粒子状物質の感度

Understanding of regional air pollution over China using CMAQ, part II. Process analysis and sensitivity of ozone and particulate matter to precursor emissions
著者 (10件):
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巻: 44  号: 30  ページ: 3719-3727  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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第一部におけるモデルの評価に続き,この第二部は中国におけるオゾン(O3)と空気力学的直径が10μm以下の粒子状物質(PM10)の生成に対するプロセス解析と化学レジーム解析に焦点をあてる。プロセス解析の結果から,水平輸送が1月,4月,および10月におけるO3蓄積に主要な寄与をしており,気相の化学と鉛直輸送が7月におけるO3蓄積に主要な寄与をしている。O3の除去経路には場所と季節により鉛直及び水平輸送,気相化学,及び雲過程が含まれる。PM10は主に一次エミッションとエアロゾル過程により生成され,水平輸送によって除去される。雲過程は場所と季節によりPM10濃度を減少または増加させる。調べたすべての指標の中で,比PHNO3/PH2O2はO3化学の最もロバストな指標を提供し,このことは中国東部の大部分について1月にはO3化学はVOC制限であり,7月にはNOX制限であり,4月と10月にはVOCあるいはNOX制限であることを示している。O3化学は年間を通じて,中国中央部と西部の大部分でNOX制限であり,主要都市ではVOC制限である。補正された気体比AdjGRから,中国東部におけるPMの生成はSO2のエミッションに最も敏感であり,おそらくはNH3よりもNOXのエミッション減少により敏感である可能性があることが示される。これらの結果は,前駆体エミッションの減少への感度シミュレーションから予測されたO3とPM2.5の応答と整合性を有する。NOXあるいはAVOCエミッションの50%の減少により,中国東部のO3の減少が導かれる。PM10の減少を導くSO2,NOX,及びNH3エミッションの減少とは異なり,AVOCエミッションの50%の減少はPM10レベルの増加を招く。このような結果はO3とPMの化学の複雑性を示しており,また,中国におけるO3とPM2.5両方の汚染を効果的に制限する,地域に特化した,季節変動を含んだ総合的なエミッション制御戦略の必要性を示している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  研究開発  ,  気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定 

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