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J-GLOBAL ID：201002290763175902   整理番号：10A0492576

双性イオン性モデル膜へのDNA結合

DNA Binding to Zwitterionic Model Membranes

著者 (6件)： AINALEM Marie-Louise (Lund Univ., Lund, SWE) ,  KRISTEN Nora (Lund Univ., Lund, SWE) ,  EDLER Karen J. (Univ. Bath, Bath, GBR) ,  HOEOEK Fredrik (Chalmers Univ. Technol., Gothenburg, SWE) ,  SPARR Emma (Lund Univ., Lund, SWE) ,  NYLANDER Tommy (Lund Univ., Lund, SWE)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 26  号： 7  ページ： 4965-4976  発行年： 2010年04月06日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ca²⁺およびNa⁺を含む溶液中で双性イオン性の液晶リン脂質二分子膜のモデル膜に対するDNA(線状プラスミド,4331塩基対およびサケ精子,2000塩基対)の吸着について研究した。DNAとモデル膜との相互作用はその場でナルエリプソメトリー,散逸測定機能付水晶微量天秤および中性子反射率で調べた。DNAは吸着により拡がったコイル型コンフォメーションをとり,吸着層中の溶媒含有量は高く,かつDNAは膜の極表面に位置していた。2価Ca²⁺イオンの存在のもとではDNA吸着の推進力は静電相互作用であった。ベシクルをモデル膜系として用い,バルク溶液中での相互作用をcryo-TEMおよびSANSで調べた。Na⁺イオンの存在のもとではDNAの吸着は検出できなかったが,cryo-TEMにより隣接する単一ラメラベシクル間におけるDNAの存在が示唆された。Ca²⁺イオンの存在のもとではDNAはラメラ層間に挿入しマルチラメラベシクルの形成を誘起した。

シソーラス用語： *脂質二分子膜 ,  *DNA【核酸】 ,  *吸着 ,  *立体配座 ,  静電相互作用 ,  *ベシクル ,  ラメラ
準シソーラス用語： *コンフォメーション

分類 (3件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  核酸一般  (EB04010U) ,  有機化合物の薄膜  (BK14070L)

タイトルに関連する用語 (3件)： 双性イオン ,  モデル ,  DNA結合