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J-GLOBAL ID:201002290775256746   整理番号:10A0606267

U2OSヒト骨肉腫細胞における天然物のプレニル化イソフラボンのエストロゲン特性:構造活性相関

Estrogenic properties of naturally occurring prenylated isoflavones in U2OS human osteosarcoma cells: Structure-activity relationships
著者 (11件):
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巻: 120  号: 4-5  ページ: 184-191  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,Etythrina poeppigiana(マメ科)から分離した,イソプレニル及び/または7-メトキシ置換を有する8種のイソフラボン誘導体のエストロゲン特性について,受容体サブタイプ特異的レポーター遺伝子アッセイで調べた。エストロゲン受容体(ER)αを安定に発現するかまたはERβを一時的に発現する骨由来ヒト骨肉腫細胞系(U2OS細胞)を用いて,先ずERα及びERβ選択性に重点的に取り組み,次いで構造活性相関について取り組んだ。本結果から,ゲニステイン骨格における7-メトキシ置換に加えて3′位の置換は0.1nMから開始するU2OS細胞におけるERα及びERβ依存性レポーター遺伝子発現の統計的に有意な活性化と関連することを示した。特に,ゲニステインの7-メトキシ-3′-イソプレニル(1)及び7-メトキシ-3′-(3-メチル-2-ヒドロキシブテン-3-イル)(3)誘導体は,ゲニステインの濃度より10倍低い濃度でERα及びERβ共役ルシフェラーゼ活性を誘導し,統計的に有意な作用は1nMで観察された。他方では,A環の6位のイソプレニル置換の化合物5はU2OS細胞でER共役ルシフェラーゼ活性を誘導するゲニステイン能力に対してほんの少しの影響を有するように思われたが,8及び3′位で二重のプレニル化の化合物7はU2OS-ERαにおけるレポーター遺伝子活性化のほとんど完全な機能喪失に関連したが,ERβ発現系では有効性は統計的に有意なレベルで残存し,U2OSヒト骨肉腫細胞で「排他的ERβ選択性」を証明し,従って化合物7はイソ型選択的ERリガンドと考えられた。最後に,すべての試験したイソフラボン誘導体はわずかに顕著なERβ優先性を示し,イソフラボン骨格の置換部分の位置及び性質に依存すると思われた。これらのプレニル化イソフラボン誘導体のエストロゲン様作用は純粋ER拮抗薬ICI182780により阻害される可能性があり,これらの作用は主としてERにより仲介されることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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植物の生化学  ,  性ホルモン  ,  ピランの縮合誘導体 
物質索引 (10件):
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