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J-GLOBAL ID:201002290904484688   整理番号:10A0902541

質量分析法にもとづくリグニンオリゴマーのシークエンス

Mass Spectrometry-Based Sequencing of Lignin Oligomers
著者 (19件):
資料名:
巻: 153  号:ページ: 1464-1478  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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タンパク質や核酸,炭水化物の一次構造は容易に決定できるが,二番目に量の多いリグニンなどの生体ポリマーの配列を決定する方法は未だ開発されていない。二次細胞壁肥厚においてリグニンはモノリグニンや多くの他のもっと少ないモノマーのラジカル基同士の連結からなる芳香族のメッシュを形成している。こうしたポリマー化過程は細胞壁の物理化学的特性に影響を与える多くの細胞壁単位や結合様式を引き起こす。本研究では,これまでの主要な単糖の頻度と構成単位間の結合にのみ着目する解析ではなく,もっと少ない未知の構成単位やある結合様式が隣の結合に対してどのような影響を与えるのかを明らかにするために,質量分析法を用いたリグニンオリゴマーのシークエンスについて検討を加えた。野生型ポプラ(Populus tremula x Populus tremuloides)の木部から取り出したオリゴマーについて解析したところ,リグニントリマーからヘキサマーまで134種類が見出され,その中の36について完全な配列が示された。また,未知のモノマーの構成単位もしくは構成単位間の結合様式が少なくとも10存在し,そのうちの一つは末端にアリルグリセロールを持つ構成単位であることが示された。本研究から,個々のリグニンオリゴマーの配列を解析する質量分析法に基づく初めての方法が示され,ポプラの木部から未知の結合様式や構成単位が数多く存在することが明らかとなった。
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分類 (1件):
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植物の生化学 
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