文献

J-GLOBAL ID：201002290931822820   整理番号：10A1374952

コンシステント・ハッシュ法におけるデータの複製を意識した負荷分散手法

A Load Balancing and Replica Partitioning Method for Consistent Hashing

著者 (5件)： 入江道生 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  西村豪生 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  金子雅志 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  別所寿一 (NTT ネットワークサービスシステム研) ,  飯尾政美 (NTT ネットワークサービスシステム研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 224(IN2010 65-80)  ページ： 69-74  発行年： 2010年10月07日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,大規模分散処理技術の適用例としてセッション制御サーバを考える。セッション制御サーバにおいては,システム全体への負荷がクラスタを構成するノード間で均等に分散されることが重要な要求条件の1つになっている。また,耐故障性やスモールスタート性といった観点についても考慮する必要があり,これらの要求条件を満足する負荷分散手法と複製の割り当て手法の組み合わせについて検討を行う。本研究ではセッション制御サーバの負荷分散にコンシステント・ハッシュ法を用いる。コンシステント・ハッシュ法における従来のノードID割り当て手法は偏りが大きく,セッション制御サーバの負荷分散に用いるには分散性が不足していた。本稿ではこれに対し,物理ノード1つにつき複数の仮想ノードIDをID空間の領域の大きさに従って決定的に割り当てる手法を提案する。また複製の衝突を回避するため,仮想ノードID間の距離を一定に保つテクニックを提案し,シミュレーションによりこれらの特性について確認する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ハッシング ,  *負荷分散 ,  クラスタ ,  資源割付 ,  通信チャネル ,  複製 ,  *データ処理 ,  データ通信
準シソーラス用語： チャネル割当 ,  *データ複製 ,  ハッシュ法

分類 (1件)： 電話・データ通信・交換一般  (ND11010T)

引用文献 (5件)：

• Java Community Process. SIP Servlet v1.1. JSR 289. 2008
• KARGER, D. Consistent Hashing and Random Trees : Distributed Caching Protocols for Relieving Hot Spots on the World Wide Web. Proc. ACM STOC '97, May. 1997
• STOICA, I. Chord : A Scalable Peer-to-peer Lookup Service for Internet Applications. Proc. ACM SIGCOMM 2001, Aug. 2001
• LAKSHMAN, A. Cassandra : A Decentralized Structured Storage System. Proc. ACM LADIS 2009, Oct. 2009
• The Apache Cassandra Project. http://cassandra.apache.org/

タイトルに関連する用語 (4件)： 複製 ,  意識 ,  負荷分散 ,  手法