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J-GLOBAL ID：201002291012182551   整理番号：10A0683510

食品の機能性研究 アラニンの生理機能と利用

著者 (1件)： 村上敦也 (武蔵野化学研)
資料名： 食品工業  (Food Industry)
巻： 53  号： 14  ページ： 69-74  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： G0204A  ISSN： 0559-8990  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アラニンの生理機能として以下の効果を記述した。1)血糖値の維持,疲労の早期回復(グリコーゲン分解を促進するグルカゴンの分泌作用に関与するなどによる),2)アルコール代謝の促進(アラニンとグルタミン等量混合物の投与により血中アルコール濃度及びアルデヒド濃度が早期に低下する),3)アルコール性肝障害の改善(アラニンとグルタミンが肝臓の再生に有効であることが示された),4)脂肪肝の進行抑制(糖新生過程でNADHを消費するため中性脂肪の合成に利用できるNADHが相対的に減少する),5)体脂肪の燃焼促進(小腸吸収後のリパーゼ活性化による),6)肌への関与(角質層の保水力が向上する),7)ケトアシドーシスの改善期待(血中ケトン体濃度の減少効果がある),について述べた。

シソーラス用語： *食品科学 ,  アルデヒド ,  肝障害 ,  脂肪肝 ,  角質層 ,  アシドーシス ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  ジヌクレオチド
準シソーラス用語： *機能性 ,  *生理機能 ,  血糖値 ,  疲労回復 ,  アルコール代謝 ,  肝臓再生 ,  糖新生 ,  体脂肪 ,  保水力 ,  ケトアシドーシス(糖尿病性)

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食品工業一般  (FJ02010F)

物質索引 (2件)： アラニン ,  NADH

タイトルに関連する用語 (5件)： 食品 ,  機能性 ,  研究 ,  アラニン ,  生理機能