抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日常生活中に存在する家電機器操作のために,画像処理技術を用いたジェスチャ認識インタフェースが求められている。ジェスチャ認識では,限られた使用環境の元では認識率は非常に高いが,背景が複雑な環境や,複数の人が存在する状態では認識が難しい場合がある。そこで,本研究においては,人が暮らす日常環境中において,非意図的行動および複数の人の存在を想定した上で,特定の人物の意図的行動・ジェスチャを一定範囲の中でロバストに認識し,機器を操作できるようにすることを目指した。そして,画像処理開始の合図及び操作者位置特定,操作対象機器特定,機器操作の各段階において,それぞれ,手振り動作,指差し動作,手形状を順次検出・認識するための手法を提案した。環境内には魚眼レンズを装着したカメラ(魚眼カメラ),パン・チルト・ズームカメラ(PTZカメラ)を設置する。前者は天井に設置し,主として操作対象機器特定のための手振り動作検出と指差し方向検出に用い,後者は壁面に設置し,主として手形状・手動作認識に用いる。手振り動作,指差し動作,手形状のそれぞれの検出・認識段階における精度をみると,改良の余地が大であるが,より実用的なシステムヘの可能性を示すことができたと考える。