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J-GLOBAL ID：201002291362536933   整理番号：10A0603093

Pdに基づく膜に関するSieverts則の経験成分:純H₂透過における臨界解析

Sieverts Law Empirical Exponent for Pd-Based Membranes: Critical Analysis in Pure H₂ Permeation

著者 (5件)： CARAVELLA Alessio (Inst. on Membrane Technol. (ITM), National Res. Council, Rende CS, ITA) ,  SCURA Francesco (Inst. on Membrane Technol. (ITM), National Res. Council, Rende CS, ITA) ,  BARBIERI Giuseppe (Inst. on Membrane Technol. (ITM), National Res. Council, Rende CS, ITA) ,  DRIOLI Enrico (Inst. on Membrane Technol. (ITM), National Res. Council, Rende CS, ITA) ,  DRIOLI Enrico (Univ. Calabria, Rende CS, ITA)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 18  ページ： 6033-6047  発行年： 2010年05月13日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜の金属バルクを通す原子水素拡散は律速段階であり,Pdに基づく格子中水素濃度が1よりも十分低いとき,透過駆動力として水素分圧の平方根差を同一視するSieverts則が有効である。幾つかの透過素過程を含む複雑モデルを考慮することによって,Pdに基づく膜を通す水素透過についてSieverts則の駆動力,指数nの物理的意味合いを解析した。考慮した透過素過程は供給側の膜表面の吸着,透過側の表面から脱着,金属格子を通す拡散及び表面からバルクへとバルクから表面への転移現象である。最初に,各段階の特有駆動力を評価し,供給と透過水素圧の比に依存する駆動力によって特異的に考慮した吸着と脱着及び同時に考慮した吸着と脱着を特性化できることを示した。それに反して,拡散段階は元のSieverts則に相当する項(指数0.5)と圧力差と温度依存因子の積である項からなる駆動力を示すこと見いだした。次に,多段階モデルを文献から二種類の膜に適用することによって特性指数nを評価した。参考例は,唯一の律速段階として各透過段階と全段階の全体効果を考慮した事例である。解析結果は低温と薄い膜厚について,特定操作条件のもとで表面現象のn理論値が1に等しいとしても一般的に表面効果が0.5以下の値に向かう全体指数nの減少であることを示した。高温と厚い膜厚(拡散支配透過)では,nが0.5の傾向の迅速性は膜拡散パラメータに厳しく依存してもこの傾向を示す。この枠組みで,拡散段階について開発した数式は0.5よりも高いn値は拡散が唯一律速である厚膜と高温でに対してさえなぜ見いだせるかの理論的理由を提供した。

シソーラス用語： *金属薄膜 ,  パラジウム ,  *無機分離膜 ,  *水素透過 ,  駆動力 ,  素反応 ,  *拡散律速 ,  圧力効果 ,  温度依存性 ,  物理吸着 ,  脱着 ,  実験式 ,  回帰分析
準シソーラス用語： 圧力依存性 ,  回帰係数 ,  拡散支配 ,  経験的方程式 ,  素過程 ,  律速段階

分類 (2件)： 膜分離  (XD02120Z) ,  その他の分離法  (CC01060D)

タイトルに関連する用語 (6件)： Pd ,  経験 ,  H2 ,  透過 ,  臨界 ,  解析