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J-GLOBAL ID:201002291639256291   整理番号:10A0537839

トランスサイレチンのS-スルホン化はトランスサイレチン関連アミロイド線維形成の重要な引き金段階である

S -sulfonation of transthyretin is an important trigger step in the formation of transthyretin-related amyloid fibril
著者 (7件):
資料名:
巻: 1804  号:ページ: 1449-1456  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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老人性全身性アミロイドーシスと家族性アミロイド多発性神経障害は立体構造的に変化したトランスサイレチン(TTR)の酸化沈着により引き起こされる。in vitroでS-スルホン化を介するTTRの10番目システインの酸化的修飾を確認した。質量分析解析に基づき,37°,酸性(pH4)とアルカリ性(pH8)の条件で,S-スルホニルシステインの存在,非存在下でインキュベートしたTTRの分光学的,ウエスタンブロットおよび蛍光顕微鏡的性質を測定した。pH8よりpH4で,インキュベーション時間とS-スルホニルシステイン濃度に伴い,凝集したTTR分子の吸収はより増加した。pH4でのS-スルホン化TTRへのコンゴレッド結合は,S-スルホン化TTRの見かけ上のBmaxが2.01mol/mole,見かけ上のKDが7.75×10-6Mで,飽和した。一方,システイニルTTRのBmaxは1.38でKDは3.52×10-6Mだったが,還元型TTRのBmaxは0.86でKDは2.86×10-6Mだった。さらに,顕微鏡的蛍光解析により,S-スルホン化TTRと一緒にチオフラビンTとコンゴレッドを使って陽性のアミロイド線維染色を検出したが,未処理あるいは還元型TTRでは検出できなかった。in vitroでTTR修飾後,オリゴマーの抵抗型還元と変性が不可逆的に誘導され,4種の抗TTR抗体で得られたウエスタンブロットパターンの違いの原因となった。結論として,TTRの10番目のシステインにおけるチオール基の酸化的修飾を介するTTRのS-スルホン化形成はトランスサイレチン関連アミロイド線維形成での重要な引き金段階であることをこの研究で示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  神経系の疾患 
タイトルに関連する用語 (5件):
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