抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空気温度0°C以下の環境で使用できる着霜成長の解析モデルを作成し,実験により検証した。恒温恒湿室内に冷却ユニットと風路を設け,風路内の空気をファンで冷却ユニットに供給した。冷却面には60mm正方×1mm厚のアルミ板を設置し,チルド条件(-9.9°C)と冷凍条件(-29.1°C)に冷却して一定時間ごとの写真を解析し,霜層厚さを算出した。霜柱発生期と霜層成長期の解析モデルを作成し,霜層の遷移厚さ及び熱伝導率・熱伝達率・物質伝達率を線形近似式により計算し,熱バランス式から着霜速度を計算した。実験平板の解析を行い,チルド条件,冷凍条件及び空気温度-15°Cで風速を変化させた場合に,実験と解析の一致を確認した。1)空気温度を上げると着霜量は殆ど変化せず霜層厚さが減少する,2)風速を増すと着霜量も霜層厚さも増加する,3)空気湿度を増加,または冷却面温度を低下させると着霜量も霜層厚さも増加する,の3知見を得た。