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J-GLOBAL ID：201002291854135047   整理番号：10A0509623

メタン発酵プラントのトラブル記録と長期運転データの解析-山田バイオマスプラントを事例として-

著者 (8件)： 中村真人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  柚山義人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  山岡賢 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  折立文子 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  藤川智紀 (東京農大) ,  清水夏樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  阿部邦夫 (和郷園) ,  相原秀基 (和郷園)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 210  ページ： 11-36  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは山田バイオマスプラント(千葉県香取市)において2005年7月からバイオマス利活用の実証研究を行ってきている。同プラントの約4年間におけるトラブル記録,運転データを解析し,メタン発酵プラントにおける物質収支,エネルギー消費の特徴,トラブルがプラントの運転に与える影響を明らかにした。このプラントの施設・設備は,メタン発酵,メタン精製,消化液固液分離,炭化等から構成されている。プラント運転開始当初は,乳牛ふん尿に想定以上の割合のオガクズが混入し脱水機の詰まり,冬期の管路の凍結などのトラブルが発生した。プラント建設予定地の微地形を考慮にいれて気象条件を検討する必要がある。また,硫化水素は重大なダメージを与えるので硫化水素濃度の変動を注視し,脱硫塔の機能低下前に交換する必要がある。さらに同プラントは臭気の少ない施設であると判断できた。

シソーラス用語： *メタン発酵 ,  バイオマス ,  実証実験 ,  *コジェネレーション ,  物質収支 ,  電力消費 ,  臭気 ,  発酵液 ,  廃物利用 ,  乳牛 ,  家畜糞尿 ,  *発酵槽 ,  エネルギープラント ,  消化液

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

引用文献 (14件)：

• 悪臭法令研究会 (2001): 四訂版ハンドブック悪臭防止法, ぎょうせい, 東京p.268-329
• 独立行政法人北海道開発土木研究所 (2005a): 積雪寒冷地における環境・資源循環プロジェクト最終成果報告書, p.334-475
• 独立行政法人北海道開発土木研究所 (2005b): 積雪寒冷地における環境・資源循環プロジェクト最終成果報告書, p.354-355
• 独立行政法人北海道開発土木研究所 (2005c): 積雪寒冷地における環境・資源循環プロジェクト最終成果報告書, p.396-397
• 独立行政法人北海道開発土木研究所 (2005d): 積雪寒冷地における環境・資源循環プロジェクト最終成果報告書, p.334-475

タイトルに関連する用語 (7件)： メタン発酵 ,  プラント ,  トラブル ,  長期 ,  解析 ,  山田 ,  バイオマス