文献

J-GLOBAL ID：201002291895151740   整理番号：10A0301860

リビング重合用有機触媒としての非環状グアニジン

Acyclic Guanidines as Organic Catalysts for Living Polymerization of Lactide

著者 (9件)： ZHANG Lei (IBM Almaden Res. Center, California) ,  PRATT Russell C. (IBM Almaden Res. Center, California) ,  NEDERBERG Fredrik (IBM Almaden Res. Center, California) ,  NEDERBERG Fredrik (Stanford Univ., California) ,  HORN Hans W. (IBM Almaden Res. Center, California) ,  RICE Julia E. (IBM Almaden Res. Center, California) ,  WAYMOUTH Robert M. (Stanford Univ., California) ,  WADE Charles G. (IBM Almaden Res. Center, California) ,  HEDRICK James L. (IBM Almaden Res. Center, California)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 43  号： 3  ページ： 1660-1664  発行年： 2010年02月09日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジシクロカルボジイミドと下記の3種類の二級アミンの付加反応によって非環状グアニジンを合成して,ラクチドのリビング開環重合の触媒として性能を評価した。1)ピロリジン(グアニジン1,立体障害のない),2)1,5,7-トリアゾールビシクロ[4,4,0]デカ-5-エン(グアニジン2,TBD単独よりはその付加物の2の方が塩基性が強い),3)ジフェニル[(2S)-2-ピロリジン]-メタノール(グアニジン3,キラルで嵩高い)。グアニジン1のラクチドの開環重合の活性を過剰のベンジルアルコールとラクチドとの反応で確認した。ラクチドの開環重合ではグアニジン2が最も大きなモノマ転化率を示した。また,グアニジン3は大きなモノマ転化率と狭い分子量分布を有していた。これらのグアニジンの触媒活性を密度汎関数法による量子化学計算によって明らかにした。

シソーラス用語： *リビング重合 ,  *開環重合 ,  *ラクチド ,  第二アミン ,  付加反応 ,  *重合触媒 ,  触媒活性 ,  付加物 ,  転化率 ,  分子量分布 ,  計算 ,  密度汎関数法 ,  アルコール ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： *グアニジン類 ,  量子化学計算

分類 (3件)： 芳香族単環尿素・カルバミド酸・グアニジン  (CF05220O) ,  単独重合  (CG04020S) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (8件)： カルボジイミド ,  グアニジン ,  ベンジルアルコール ,  1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン ,  ジシクロヘキシルカルボジイミド ,  N,N′-ジシクロヘキシルピロリジン-1-カルボアミジン ,  N,N′-ジシクロヘキシル-2α-(α-ヒドロキシ-α-フェニルベンジル)ピロリジン-1-カルボアミジン ,  N,N′-ジシクロヘキシル-2,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ピリミド[1,2-a]ピリミジン-1-カルボアミジン

タイトルに関連する用語 (4件)： リビング重合 ,  有機触媒 ,  環状 ,  グアニジン