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J-GLOBAL ID:201002291991759040   整理番号:10A1251204

カスパーゼ-3の遺伝子破壊はマウスにおいてMPTP誘導Parkinson病を抑制する

Gene disruption of caspase-3 prevents MPTP-induced Parkinson’s disease in mice
著者 (7件):
資料名:
巻: 402  号:ページ: 312-318  発行年: 2010年11月12日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Parkinson病の発症は,ヒト患者と齧歯類モデルのドーパミン作動性ニューロンのカスパーゼ-3活性化とアポトーシスの平行した活性化を伴う。しかしながら,Parkinson病の病因でのアポトーシスの最終的な実行者,カスパーゼ-3の役割は,明らかになっていない。ここでは,カスパーゼ-3の遺伝子破壊が,黒質線条体における1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン(MPTP)誘導動作緩慢とチロシンヒドロキシラーゼ発現低下の抑制により反映されるように,マウスをMPTP誘導Parkinson症候群から保護することを示した。MPTP処理は,野生型マウスの黒質線条体において溶媒処理対照マウスと比べ,MPTP処理開始24時間後に,カスパーゼ-3活性化とアポトーシス増加を生じた。カスパーゼ-3の遺伝子破壊は,黒質線条体におけるMPTP誘導アポトーシスを抑制した。MPTP処理7日後,チロシンヒドロキシラーゼ発現は抑制され,活性化ミクログリアと星状細胞の浸潤は,野生型マウスの黒質線条体で著しく増加した。MPTP処理後のこれら変化の全ては,マウスにおけるカスパーゼ-3の破壊により阻害された。これら結果は,カスパーゼ-3活性化がマウスにおけるMPTPが誘導するParkinson病の発症に必要であることを明らかに示す。これら所見は,初期段階のドーパミン作動性ニューロンのカスパーゼ-3が仲介するアポトーシスの活性化がParkinson病の病理に重要な役割をすることを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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神経系の疾患 
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