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J-GLOBAL ID:201002292096531200   整理番号:10A0795749

南台湾沿岸域の健康サンゴと病気サンゴにおけるサンゴ群生型細菌の群集体構造解析

Analysis of the coral associated bacterial community structures in healthy and diseased corals from off-shore of southern Taiwan
著者 (6件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 408-415  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: D0947A  ISSN: 0360-1234  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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黒潮暖流は台湾から日本に向かう流路に沿ってサンゴ礁の繁殖を保護している。しかしながら,近年人為的環境汚染により,サンゴの白死化現象(coral bleaching)やBlack Disease(BD)などの問題が起こっている。サンゴ本体表面に定在する平均的微生物相は通常サンゴの健康体を維持する上で重要な働きをする。したがって,サンゴ群生型細菌の群集体構造のダイナミクスを健康体/非健康体サンゴ別に調べることが重要になる。そこで,南台湾沿岸域の3箇所から異なる種のサンゴのそれぞれ健康サンプルと病気サンプルを採取し,変性濃度勾配ゲル電気泳動法(DGGE)とDNA配列を用いて微生物群集のリボタイプを分析した。リボタイプ分析の結果,微生物群集は多様性に富み,同一サンゴ種の間でも地理的場所が異なればその分布も大いに異なることがわかった。サンゴに群生する細菌群集体は,さまざまな棲息無脊椎動物に共通する細菌を数多く含んでいる。ただし,いくつかの細菌は予想外であった。ブドウ球菌(Staphylococcus),クロストリジウム(Clostridium),レジオネラ(Legionella)のような例外的細菌種がサンゴに会合して見つかったことは,それが人為的所産であることを想定させるものであった。近接原子力プラントからの熱汚染,地域の漁業活動や観光事業といった人間活動がすべて,細菌群集体の変化と地域周辺のサンゴコロニーの死滅化をもたらしたと考えられる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
海洋汚濁  ,  微生物学(ウイルス以外)一般 

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